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【4番目の男】氷の微笑、ロボコップのポール・バーホーベン監督

カトリック教会への信仰とアルコール依存症を抱えた小説家のリーブは、講演会を行うため訪れた街で依頼人の女・クリスティーンに誘われ肉体関係を持ち蜜月のような関係に。


リーブは日毎、異様な幻覚や、不可解な現象に悩ませられる。

そして突然の雷雨の墓地でかつて彼女と結婚していた3人の男たちが、いずれも謎の事故死を遂げていた事実を知ることに・・。

果たして彼女の仕組んだ罠なのか?  そして自分は、4番目の男なのか――

ポール・バーホーベン監督 ヤン・デ・ボン撮影

後年の「氷の微笑」に似た内容ながら同性愛等のタブーにも切り込んでおり、エロティックで、どことなくモッタリとした印象の前半パートから一気に詰めてくる斬新なカットと色彩感覚はお見事。

チャチに見えるグロ描写の妙が作品の持つ雰囲気に相まって、少々不快な迷路から迷宮へと様相を変貌させてを盛りあげてくる。

実際、あのシーンが無かったら、もし現在の鮮麗された映像でリメイクされるとしたなら、私はその作品を見ることはあっても、観ることはないと思います。それが如何に評価されていようとも‥

ポール・バーホーベン監督作品「トータルリコール」で例えるなら、こういう意味です (ΦωΦ)

ポール・バーホーベン監督作品の全てを観た訳ではないが、今んとこ4番目に好きだなあ・・

4番目の男 (83)オランダ
De vierde man
監督 ポール・バーホーベン
撮影 ヤン・デ・ボン

 ジェローン・クラッベ  
 レネ・ソーテンダイク
 トム・ホフマン
 ドルフ・デ・ヴリーズ

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