【地獄のヒーロー2】ブラドック大佐に学ぶ捕虜のなり方
【地獄のヒーロー2】Missing in Action 2: The Beginning
1985 米
1972年のベトナム戦線。
ヘリコが砲撃を受け不時着。
間一髪難を逃れたブラドック大佐ら5人の兵士たちは、ベトナム軍の捕虜になってしまう。
終戦後も彼らは、イン大佐が支配する収容所で強制労働と拷問に苦しみ続けている。
本国では彼らは行方不明者とされ その生死すら定かでない
ジュネーブ協定違反であると非難するブラドック大佐(チャック・ノリス)に対して、イン大佐は「君たちは捕虜ではなく、犯罪者なのだ」と、暴虐な態度を崩さない。
ここで取りあげたいのは、何時ぞやの「捕虜」についての考察。
Twitter(X)垢ちゃん消してもうたかww
コスモポリタンに命を捧げないで生き残るための映画から学ぶ捕虜のなり方。
まず、ブラドック大佐が司令部の下にある組織され及び武装したすべての兵力、集団及び部隊から成る、国際法上交戦権を有する存在で、戦争法規を遵守するものにあたるのか、交戦権を有していないゲリラ等なのか議論となる。
もし、ブラドック大佐が正当に配備された軍隊組織であれば、当然にブラドック大佐たちは戦争犯罪者ではなく、「捕虜」として扱われるべきであり、それに強要や拷問をしたイン大佐は戦争犯罪人として軍法会議にて裁かれるべきである。
逆にランボーのように非公式なゲリラ的存在であれば、イン大佐のしている事は合法とまで行かずとも非合法でもない。
ブラドック大佐たちがジュネーブ協定外の存在なので捕虜になれる資格が無い。つまりイン大佐の行動を責められないのである。
ただし、それは1978年12月7日に発効した ジュネーヴ諸条約第一追加議定書第43条による。
映画は1972年の話だからジュネーヴ諸条約が発効する前だ・・
すまん。ブラドック大佐の かたくなに犯罪と認めないのが正解だ。
そのせいで部下の頭がブッ飛んだけど・・・
監督: ランス・フール
製作: メナハム・ゴーラン、ヨーラン・グローバス
ジェームス・ブラドック大佐 - チャック・ノリス
イン大佐 - スーン・テック・オー