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#映画レビュー

【地獄のヒーロー2】ブラドック大佐に学ぶ捕虜のなり方

【地獄のヒーロー2】Missing in Action 2: The Beginning 1985 米 1972年のベトナム戦線。 ヘリコが砲撃を受け不時着。 間一髪難を逃れたブラドック大佐ら5人の兵士たちは、ベトナム軍の捕虜になってしまう。 終戦後も彼らは、イン大佐が支配する収容所で強制労働と拷問に苦しみ続けている。 本国では彼らは行方不明者とされ その生死すら定かでない ジュネーブ協定違反であると非難するブラドック大佐(チャック・ノリス)に対して、イン大佐は「君たち

【愚か者の日】(81年西独)鬼才!ヴェルナー・シュレーター監督の衝撃作!

(81年西独) 監督 ヴェルナー・シュレーター 主演 キャロル・ブーケ 女性だけの精神病院を舞台に、裕福な家庭に生まれ不自由なく生活しながら、心は深い闇に閉ざされている一人の女性を通して、人間の狂気の奥に潜むものを描きだした衝撃的な作品。 主演は「007/ユア・アイズ・オンリー」のボンドガールの他、「美しすぎて」のキャロル・ブーケ。まさに一糸纏わぬ姿で狂気ともとれる体当たりの演技で熱演。それまでにない言わば汚れ役でありながら、一層輝きを増した美貌に、ただただ圧倒された。 ニ

ex①【ヒッチャー】に見る犯罪心理とカリスマ性、承認欲求ついて考えてみた(最終修正版←今んとこ)

実は先日「プラトーン」について書いていたところ、このバーンズ曹長のもつ雰囲気というか、ちょっと違うのだけど「ヒッチャー」のジョン・ライダーが脳裏に浮かんだ。 久しく好敵手を探し、モンスターと化した自分を殺してくれる存在を探し求めているようにも思えた。 自分に畏怖の念を抱く小動物のような存在でしかなかった、ただの若者を極限まで追い詰め、自分を殺せる存在にまで育て上げているように。 今回取り上げる「ヒッチャー」については高校生の頃にレンタルビデオで借りて、おすぎ(※注1)し