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サスペンス・ミステリー・スリラー映画等

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サスペンス・ミステリー・スリラー映画等 洋画の未円盤化の作品率が高めです。 主に私が視聴したことのある作品を追加しております。 (晴らしい解説や感想の投稿を勝手に拝借させて頂いて…
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#映画

ex①【ヒッチャー】に見る犯罪心理とカリスマ性、承認欲求ついて考えてみた(最終修正版←今んとこ)

実は先日「プラトーン」について書いていたところ、このバーンズ曹長のもつ雰囲気というか、ちょっと違うのだけど「ヒッチャー」のジョン・ライダーが脳裏に浮かんだ。 久しく好敵手を探し、モンスターと化した自分を殺してくれる存在を探し求めているようにも思えた。 自分に畏怖の念を抱く小動物のような存在でしかなかった、ただの若者を極限まで追い詰め、自分を殺せる存在にまで育て上げているように。 今回取り上げる「ヒッチャー」については高校生の頃にレンタルビデオで借りて、おすぎ(※注1)し

【エミリーの窓】(80米)闇から覗く異様な眼! 静な恐怖がしのびよる・・

夫と別居し、ブルックリンで一人暮らしのエミリー。 ある夜仕事を終え帰宅した彼女は、あろうことか自室の中で待ち構えていた暴漢魔にナイフを突きつけられ、抵抗できず、なすがままに凌辱された。 翌朝、警察が事情聴取にきたが、エミリーは突然の恐怖にまともな受け答えも出来ないほど、憔悴しきっていた。 隣人の親友アンドレアの励ましもあって、高層階のアパートへと引っ越しを決意した。順調に進む転居の作業。残った荷物を運び出すため彼女は忌まわしき前のアパートに戻ったところ、ドアのノック音と

【絶壁の彼方に】(50英) もし、手術する患者が恐怖政治の独裁者であったら‥

外科医のマーロウ医師はロンドン滞在中、独裁国であるボスニア国より招待をうけた。 自国の医師たちのために公開による手術を行って欲しいというものであった。 マーロウ医師は、その国の医学のためと、その要望をのんだ。 しかし、その手術を受ける患者が、ボスニアで恐怖政治を執っている独裁者ニバ本人であり、それは独裁国家にとって最重要機密であった・・。 しかも彼が手術後に急死してしまったことから、博士は秘密警察から命を狙われ、国内を逃げ回るはめに陥る。 政治的寓意を多分に含んだイギリ