CS部門で給与をあげる
こんばんは! キティです。
こんな人です。
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CS部門の給与は低いことが多いです。ベンダーは特に。どうにか脱出したい人に、知る限りのコツをお知らせします。
コンタクトセンターの給与
こんな記事を見ました。
率直に言って、センターの給与は安いです。センター部門のトップで年収600万円。夢がありません。
ただし、これはおそらくベンダーです。ベンダーは給与が安い仕組みになっています。
ベンダーは給与が安くなりがち
というのも、クライアントの支払う報酬から販管費と純利益が引き去られるためです。残りが原価であるCS担当の給与に充当されます。会計的には考え方が逆ですが、経営層は株主利益を作るためにこの考えを持ちます。珍しくありません。
ゆえにCS担当はモチベーションを作れず、士気とスキルが低くなります。
CSを軽視するクライアントもいる
安く外注して、クレーム対応も丸投げ。そんな会社はCSを軽視しています。ベンダーCS現場担当のモチベーションはますます無くなってしまうでしょう。
これらに当てはまっているなら、あなたはマシンのように扱われています。いわば顧客対応マシン。もし突出したスキルを持っていなければ、替えのきく駒でしかありません。このままでは燻るだけです。
給与アップなら転職すべき
外注先であるベンダーは給与が安いです。なんなら営業部門の方が給与が高いパターンもあります。営業部門とコーポレート部門を食べさせるために、あなたの働きの対価は奪われていくのです。
これはもう仕組みだから仕方ありません。営業部門とコーポレート部門がなければ、あなたにも仕事はありませんから。どんなに不満の声をあげても、やまびこすら返ってきません。これを脱したいなら、転職しましょう。
転職しない手段はない
前述の記事では社内での昇格方法としてジェネラリストになることを紹介していますが、これはオススメできません。後述するように、昇格に値するジェネラリストはスペシャリストよりレアな存在だからです。
転職しないで他部門へ異動しようとするのもやめるべきです。他部門ではキャリアをイチからやり直す可能性が高く、あなたの価値を下げることになります。同じ職種をより高く評価してくれる会社に転職するべきです。
世間的にあなたの評価が低いわけではありません。今の会社が「CS部門の従業員を評価しない」という文化なんです。これは価値観の問題ですから、価値観の合う会社に転職しましょう。
なにより転職しただけで給与が上がる可能性があります。転職市場においては、「現職の給与」は転職先の給与を決める要素の一つです。今の給与を不当に思うなら、真っ当な給与を払ってくれる会社へ転職しておくことで、今後の更なる転職をも有利に進めることができます。
転職先の選び方
転職先にベンダーを選んではいけません。営業部門とコーポレート部門に掠め取られてしまいます。CSを自社運営している会社のCS部門へ転職しましょう。ちゃんと求人は出ています。toCサービスのIT企業は自社運営していることが多いです。
応募企業の経営層にCS部門の出身者がいるかを確認しましょう。転職エージェント経由でも、面接で直接でもいいです。
もし「いない」と回答されたなら、CS部門が重視されていない可能性があります。人事は会社の文化を反映するためです。極端な例ですが、CSを大切にするメルカリは、CS部門の出身者を社長にしました。
また、ジェネラリストとスペシャリストのどちらを評価するか、必ず確認すべきです。ジェネラリストを評価する会社では、転職者が昇格できる可能性は低いためです。
ジェネラリストはあらゆる分野に精通していなければならず、中途半端は認められません。要はスペシャリストよりもレアな存在なのです。
あらゆる分野に精通するにあたって有利なのは、新卒から勤務しているプロパーか、転職者であるあなたか。結論は明らかですね。
またジェネラリストを目指すには、不得意な分野の底上げが必要になります。反面、人間は得意を伸ばした方が、幸せを感じやすい生き物です。つまりジェネラリストを評価する会社では、転職者は不幸になりやすいとも考えられます。
CSは誇るべき職種
CSは直接の顧客接点です。マーケティング視点ではこんなにおいしい場面はありません。ザッポス社のCEOで著名なトニー・シェイも、生前に「電話は最高のマーケティング手段」という趣旨の発言をしています(出典失念)
CSはマーケティング手段であり、ブランディングエンジンであり、CX創出機会です。モノを作れば売れる時代は終わったと言われて久しい現在、CSを重視できない企業は生き残る気がないといってもいいでしょう。
CS部門は仕事に誇りを持って、高い給与を求めていいのです。より高い成果と給与を目指していきましょう。
例外:給与が低くないベンダー
ブランディング・マーケティング込みでCS機能を受託する会社は、その付加価値から給与が高い場合があります。しかし単なるベンダーとの見極めが難しく、狙うのはオススメできません。
またアクセンチュアのような改善プロジェクトを売りにしている会社も、付加価値が高く給与も高いです。こちらは高スキルでないと転職できません。チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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この記事は「100平日後にライティングスキルを身につけたい男」の3日目です。
残りは97回。
次は2021/01/14(木)です。
使ったテクニックは2つ。
①ひらがなを増やす
②4〜5行以内に改行する
参考にした記事はこちら。
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