歯のウォーキングブリーチをしてきた話
誰しもコンプレックスの一つや二つあるかと思うが私のコンプレックスは歯だ。さかのぼること〇十年前(そんなないかも)この時から私の歯に対するコンプレックスは始まった。当時高校生だった私は友達とふざけあっていて、体育館で顔面から転んだ。口の中に広がる血の味。
ヤバイ、と思ってすぐに鏡を見たら歯が縦に割れていた。
もうこのあたりからパニックで急いで保健室に行ったら豪快なおばちゃん先生に「ほっときゃくっつく」と笑われた。くっつくはずがない。
どうすればいいかもわからずとりあえず親に連絡をする。
1時間ほどで迎えに来てくれ、歯医者へ連れていかれる。
この時点でとにかく痛くて早く何とかしてくれ、ってわめいていた。
今思うとひどい態度をとっていた。母、遠くから迎えに来てくれたのにごめん。
治療に通いやすいように学校付近の歯医者を探してくれた母、この時歯に対する知識はあまりなかったがなんとなく予想していた通り、縦に割れた私の前歯はもうくっつくこともなく、歯医者に到着後あっという間に抜かれた。
歯を抜くとどうなるか、なのだが簡単に言うと入れ歯かインプラントかブリッジというかぶせものになる。入れ歯は高校生の私には衝撃で選ぶことができなかった。インプラントにしたいが金銭的に無理。そうなると選択肢は消去法でブリッジ、それも保険でまかなえるものにした。
こんな経緯があり私の左の前歯はブリッジ、右側の前歯はこの時の衝撃で半分欠けて神経も死んだ。プラスチックでなんとか形をつくっているのだが、神経の治療をしたことにより歯の根元から黒く変色し、かぶせ物も時間とともに黄ばんできて最近は笑うのが嫌であった。
別件なのだが、最近かぶせ物が割れて歯医者へ行った。
コロナ前は半年に1回、定期健診で伺っていたがコロナ渦で医療機関にかかることに抵抗があり定期健診もおろそかになっていたので実に3年ぶりくらいか。この何ともならない前歯をいつかセラミックに変えたいと思っていたがなかなか高額な治療になるためずっと先延ばしにしてきたが技術の進歩で多少安くなってないかな~なんて淡い期待をしたが残念。物価高の影響でしょうか」。5年前より高い(泣)
とにかく笑った時のこの黒ずみが嫌で笑えない。永遠にマスク美人でいたい。マスクは顔パンツ!もうしばらくこの歯と付き合っていくか~。なんて思っていたら先生が【ウォーキングブリーチ】を教えてくれた。
こんな方法があったなんて知らなかった私、値段もセラミックにすることを考えたら手頃であったため(約1.7万)即決でやってもらうことに。
歯の中に薬を入れるために歯の裏から穴を開け、薬を詰めてもらい、ふたをして終了。10分程度で終わりました。失活歯なので麻酔なしでしたが痛くないです。
色が変わるのに何日かかかるとの説明でしたが、帰宅して既にもう黒くなくて感動!
こんなにすぐに効果がでるなんて。正直、どうせ黄ばみは変わらないし、お金の無駄かななんて思ったりしたけど本当にやってよかった。
笑っても黒いところが見えないってだけで幸福度が高い。人生変わりそう。
今はお金がないけど、ちゃんとためて前歯セラミックしたいなと思った。
一言でいうと歯って大事。
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