季節のクイズ
『ブーブーブーブーブーブーブーブーブー・・・』
あ!
耕運機の音だ!
湿っぽい土の匂いだ!
ご近所さんが
軒並み田んぼを耕しはじめた今日
ぼちぼちと
お米づくりの準備がはじまったようです^ ^
木頭はかつて
棚田などがたくさんあり
お米は換金作物だったそうで
貴重品と言われていました
家でお米は作っているけれど
家では冠婚葬祭の時に
100%お米のご飯食べられるそうで
子どもながらに
楽しみだったというお話を
よく聞きます
お米と一緒に大麦や粟、稗などの雑穀を
山や畑で作り
少しのお米と雑穀を混ぜ
日々のご飯を炊いていたんだそう
地域の方に聞くと
米:麦(大麦)=2:8くらい
だったそうで
お米の貴重さが伝わってきます
木頭の蝉谷という地域では
土地が斜面が多かったため
米は作らず大麦を育てていたんだというお話も
聞きました
粟や稗、麦の脱穀は
とても手間のかかる作業だと聞きました
「稗やこい、7皮半も皮あるけんの、炒るか蒸しての、踏み臼やら水車の臼でついてついてして、皮剥かんといかんけんの。今は、ミキサー使ったらいけるぞ。粟も、稗も、ミキサーでブーってやったらすぐできるぞ。」
「あゆの稗雑炊は、ほりゃぁうまいわだぁ。」
と、以前食べさせていただいた雑炊は
格別うまかった!!
現在木頭では
昔田んぼだったところに
特産の木頭ゆずを植え
ほとんどの田んぼが
ゆずの畑に変わりました
なので、現在木頭でお米を作っている方は
随分と少なくなってきています
暮らしに必要な藁も
随分と貴重となってきました
私が暮らす南宇は
木頭でも農家さんが多く暮らしており
ゆずの畑もあるけれど
自家用の米を作る方もまだ
いらっしゃいます
なので、田んぼ周りでよくみられる
つばめやカエル、イモリなどもいて
季節ごとの風景も、香りも、音も楽しめます
私が育った実家周辺の感じに似ているので
懐かしい気持ちになります^ ^
今日は
自転車で移動中も
車で移動中も
田んぼ支度をする方を
たくさん見かけました^ ^
今年も
少しだけだけれど
地域の方の田植えのお手伝いを
させていただく予定です
私がお手伝いする部分は
田植えや稲刈りなどの
作業のみですが
お米を育てる準備は
とても手間暇かかるということを
日々の暮らしの中で感じています
益々
カエルの合唱で
にぎやかになりそうです^ ^
毎日
季節の音や暮らしの音のクイズを
楽しんでいます^ ^