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ホンモノの学びの場

連日暑い木頭・・・
今年は特に暑い気が・・・

「今日はうもれて、うもれてするのぉ。」


木頭では
梅雨のことを「ながせ」といいい
ジメジメ、ムシムシすることを
「うもれる」と言います

本当に湿気の中に
埋められているよう・・・
なのでうもれるというのだろうか・・・
なんて、思ったり

さて、木頭で暮らしはじめてからというもの
『ホンモノ』を体験する日々が
続いています
というのも
木頭には季節を上手に使った
暮らしや知恵がいっぱい
そういうことを
自分でも体験したくて
木頭へ移住してきたので
日々の暮らしでも仕事でも
『ホンモノ』と触れる機会は
かなり多いです

2016年の地域おこし協力隊の時から
木頭の『ホンモノ』に
自分自身が触れ
地域の方と一緒にやらせていただいて
これらは木頭の魅力だと実感しています
そして、木頭の子どもたちにも
この体験を!という思いもあり
木頭学園のふるさと学習にも
関わらせていただいています

木頭の子どもたちにも
木頭ならではの体験を!

●学校と地域をつなぐ活動について●
https://note.com/kittokurasumarch/n/n1f1d98ecd4bb

7月3日
木頭学園の
ふるさと学習の授業ため
小学3,4年生と一緒に
山へ行きました

テーマは『山に住む生きものについて学ぶ』
ということで
今回は動物の痕跡探しへ!


木頭へ移住し
木頭の山を駆け回り
ツキノワグマの研究をされていて
哺乳類の生態に詳しい
四国自然史科学センターの方と
木頭の山で働き、猟師をされていて
山のことについて詳しい地域の方と一緒に
フィールドワークへ^ ^

●四国自然史科学センター●
https://www.facebook.com/lutra.jp/?locale=ja_JP

天気予報では
熱中症に注意!が出るほどの
暑い日予報


標高約320mにある木頭学園から
標高約1200mほどの
ツキノワグマが生息する山へ

なんと!
薄手の長袖を着て
山に入って行ってもいけるくらいの気温
樹々の木陰もあり
爽やかな風もありで
とても過ごしやすい気候でした^ ^


研究者のお兄さんと
地域のおじちゃんと一緒に山へ

「あー!クマの人だ!あー、◯◯のおじちゃんだー!」

と、わいわいはしゃぐ子どもたち^ ^


いきなり出迎えてくれたトリカブト!
これには毒があって
紫色の花がさいて
鹿もあまり食べない
などの話を聞き


偶然出会った
研究で蝶を探している大学生から
標高の高いブナ林などにいる
ミドリシジミの仲間の
きれいな蝶を見せていただいたり


色々なきのこを発見し
きのこのことをよく知っている
猟師のおじちゃんから
色々教わったり


ツキノワグマに剥がされた
大きな杉の木を見ながら
ツキノワグマの頭部の骨を使って
どうやって杉の皮を剥ぎ
どうやって何を食べているのかを
見せてもらったり


50年ほどかけて育った杉の木の皮を
ツキノワグマが数時間で皮を剥ぎ
杉の木の一番いい元の部分が
材として使いものにならなくなると知ったり


ヒキガエルを発見し
背中のイボから毒のある汁を出すことを
教えてもらったり

ついでにちょっと触ってみたり


アナグマが走って逃げていくのを見つけ
何をしていたのか探っていたら
土を鼻で掘り
みみずを食べていたことがわかったり


ブナの実を
たくさんの生きものが食べていることを知ったり


大きなけやきの木や

一部が枯れたカツラの木から
色々な木が生えてきているのを
発見したり


苔がもふもふで気持ちよかったり


サンショウの葉っぱは
とてもいい匂いがして
実をお母さんのお土産にと
集めてみたり

イノシシの足跡で
オスとメスがわかる!と
猟師の地域の方から教わったり!!!


お弁当を
木陰で青空見ながら
レジャーシートを敷いて
わいわいとみんなで食べたり


優しい大人が?!
こっそりおやつをくれて(笑)
先生は見てみぬふりをしてくれて(笑)
みんなでお菓子の分配をして
青空の下で算数の勉強をしたり(笑)


子どもたちの
興味関心を掻き立てるフィールドが
身近な場所にあり
あれは何?
これは何?
に答えてくれる研究者の方と
みんな知ってる地域の方がいて
子どもたちの興味関心と
知識と知恵とが
フィールドに集結した
とても楽しくて興味深い時間でした^ ^


私もちゃっかり混ざって
子どもと一緒に
自分の興味全開で参加してしまいました
とても楽しかった^ ^


普段の学校の
座学中心の学習に加え
その学習で学んだことを確かめに行く
全身で感じに行く時間は
本当に大事な時間だなと
改めて感じました


そして、
その興味に火をつける
フィールドが身近にあり
その場に
研究者の方と
木頭の地域の方がいてくれて
子どもたちのなぜや興味に
応えてくれる人がいて


四国のツキノワグマが住む森へ
学校から1時間半で行けて
その場所で
子どもたちの興味関心に応えてくれる方が
木頭で暮らしていて

本当に
木頭には木頭ならではの魅力が
たくさんあるなと
ふるさと学習に関わらせていただくことで
さらなる木頭の魅力に
気づかせていただいています

「今日は色々聞けて楽しかったー!」

と、子どもたち

子どもたちにとって
どんなことが印象的だったのか
改めて聞いてみたいと思います^ ^

ふるさと学習に関わっていただいた
地域の皆さん
いつもありがとうございます

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