ハンダで水玉模様でも作ろうか
ハンダゴテの使い方を覚えた小3の長男は、はんだ付けがしたくてたまらない。
一から部品を探すのも難しいので一緒に電子工作キットを探す。面白そうだ!と思うと「この商品はハンダ付けが不要です」と書かれている。二人でがっかりする。
電子工作イコールハンダ付けではないのだと知る。種類によってはプログラミングと一緒にやる必要もあるようだ。
ちがう、そうじゃない。
昔の学研の科学とか、進研ゼミの付録にあったような「リード線の被覆を剥いて、2本ねじって接続して、電池ボックスやスイッチを繋げて電気をつける」くらいの工作をいくつも経験させたいと思うのだが、そういうのってもう流行らないのだろうか。
現在うちでも進研ゼミを受講しているが、付録は完成したものが来る。自分で作るタイプの付録はこない。実験キットはあるが。
自分も受講当時は「作ったらゴミになっちゃうのに」なんて思っていたけれど、あのキットは意味があるものだったと思う。やっぱりしばらく経ったらゴミになっちゃうかもしれないけど・・・。ニクロム線を加熱して発泡スチロールが切れるカッターとか、そのレベルの工作。
電気とか機械の手触りってどうやって伝えたらいいんだろう。触ったら火傷をするとか、煙が出るというハンダゴテはいい道具だと思う。電気はさわれないけど、点いてる電球は熱くなるとか、電池と繋げたリード線が熱を持つとか、そんな感じのもの。作ったものが動かなかったら配線の仕方が違うとか、逆向きにパーツをつけていたとか、目で見て失敗がわかるような感じ。
認知の仕方などの問題で、そんな手触り感がなくとも「電気が通ってる」だとか、仕組みを把握できる子なら別にそんな経験が無くてもいいのかなとも思う。自分としては、ただの思い込みでもいいから、そういう手触り感みたいなものが対象を把握するのに大事なのだ。
そうだ、長男が物を把握するのに、私のようなやり方をしているかはわからない。なので一連の思いやり(キットを探してくるだとか)はただの取り越し苦労とか、私がやって面白かったことを追体験させたいだけなのかもしれない。
いや、でも人によっては面倒臭いハンダ付けその作業そのものがが楽しいということは、まず手を動かして、その反応が楽しいという表れだったのではないのか?
思いはぐるぐる廻るが、とりあえず彼がやりたい物を見つけてくるのを待つことにする。待つのが大事、待つのが大事、多分。
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