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ル・コルビュジェってどんな人?
みなさん、おはようございます!
突然ですが、ふと思い浮かぶ人の名前ってありませんか?
このところ「ル・コルビュジエ」という名前が頭の後ろのあたりを歩き回っているのですが… あれ? これは苗字と名前の組み合わせではないんじゃない? ダ・ヴィンチみたいな感じだよね?地元の地名???
気になってしまうと、調べずにはいられませんでした。
ル・コルビュジエとは
ル・コルビュジエは、1887年にスイスで生まれ、フランスで活躍した建築家です。本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリといい、「ル・コルビュジエ」は1920年頃から使い始めたペンネームです。画家としても活躍しましたが、そちらでは本名を名乗り、建築家としての名義と使い分けていたようです。
ジャンヌレという名前、聞き覚えがあります。かっこいい椅子を作っていたような…?
調べると、ル・コルビュジエの従兄弟のピエール・ジャンヌレという人物でした。建築家として、そして家具設計のお仕事も一緒にしていたようです。家具職人ではありませんでした、勘違いです。でも、親戚だったのですね。
政治思想の違いから対立したこともあった二人ですが、後に和解し、都市創造プロジェクトを共に進めていくことになります。
ル・コルビュジエの特徴
ル・コルビュジエは、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に近代建築の三大巨匠の一人と言われています。
ル・コルビュジエは、鉄筋コンクリートという素材を活かし、合理的な構造と機能を重視したモダニズム建築を追求しました。 彼は「近代建築の5原則」を提唱し、建築の自由度を上げ、安価で量産可能な住宅づくりも可能にしました。
ちなみに、私はフランク・ロイド・ライトも好きです。
自由学園 明日館、素敵ですよね。
重要文化財 自由学園明日館 https://jiyu.jp/(2025年2月1日)
日本で見られるル・コルビュジエの作品
日本で唯一見られるル・コルビュジエの建築は、上野にある国立西洋美術館です。斬新なデザインで、印象的なシルエットを持つ建物です。興味がある方は是非訪れてみてください!
国立西洋美術館 https://www.nmwa.go.jp/jp/(2025年2月1日)
また、画家としての作品は、大成建設が数多く収蔵しているそうです。いまはオンライン公開のみのようですが、「ギャルリー・タイセイ」のバーチャルギャラリーで見ることができます。
ギャルリー・タイセイ https://www.galerie-taisei.jp/(2025年2月1日)
まとめ
ル・コルビュジエは、近代建築の三大巨匠の一人として、数々の素晴らしい作品を世に送り出してきた人物です。
建築家としてだけでなく、画家、家具デザイナーとしても活躍し、さまざまな才能を発揮しました。
日本でも国立西洋美術館という彼の作品を見ることができるので、ぜひ訪れて、ル・コルビュジエの世界観に触れてみてください!
参考:
中野昭子 (2022) 上野の世界遺産「国立西洋美術館」。世界のル・コルビュジエが設計した建築の魅力とは? https://artplaza.geidai.ac.jp/sights/8726/(2025年2月1日)
Pierre Jeanneret https://pierrejeanneret.tokyo/pages/story(2025年2月1日)