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頸椎椎間板ヘルニアが治った(2014〜2018)

30代でヘルニアになって、いつのまにか治った話です。

自然治癒した話なので、治す方法はわからないし、ヒントすら出せません。症状がもっと酷い人や、より専門知識のある方からしたら、何の意味もない情報かもしれません。

それでも書くのは「頸椎椎間板ヘルニア」で検索した人にとって僕のケースが何かの参考になればと思うからです。
痺れと痛みと恐怖を感じながら、情報と希望を求めて検索かけまくった経験があるから。

【2014年 34歳】

左手の指が痺れる。なんだよこれ。

近所の整形外科で診察を受けたら「たぶん首のヘルニアか、ヘルニアの一歩手前だね」と言われる。(1歩手前ってなんやねんな)原因不明。

通院し、牽引治療や電気治療を週2で受けるも、あまり効果見られず。週2は面倒くさい。首の牽引はなんだか悲しい気持ちになる。

リリカという、飲み過ぎると副作用恐れがある痛み止めの薬の量が少しずつ増えていく恐怖。妻の負担を減らすために子どもを抱っこ紐で抱っこしたいけど、俺のクビが悲鳴をあげてしまう。「情けねえ」

それでも抱っこを引き受けてくれた妻と、薬のおかげもあってなんとか痛みを封じ込め、一進一退のなか、2016年には小康状態に。


【2017年 37歳】

再び症状悪化。痺れの慢性化に加えて、左腕に強い痛み。

特に上を向いたら100%で鈍い痛みがくる。見上げられない。「上を向いて歩けない」2014年は1回25mg×2錠だった痛み止め(リリカ)は2017年には75mg×2錠になっていた。

僕がやったことは
①小学校時代の友達が理学療法士をやってるのを思い出して会いに行った
②信頼できる整体を見つけて、通った
③MRIとった
④父が紹介してくれた先生に診てもらった

①はこの病気と付き合う上でのメンタルなマインドセットの助けになった。専門家の友達に「自然治癒で治った例もたくさんあるよ」と言われるとそれだけで希望になった。
②は効果があったかはわからないが、ヘルニアの痛みのせいで体が余計にこわばりがちだったので、それをほぐす、メンテナンスの効果くらいはあった気がする。科学的に勉強している先生だったので、信頼できた。
③④によってセカンドオピニオンでも「頸椎椎間板ヘルニア」でほぼ間違いないと診断。5番目と6番目の間。

僕「先生、なおりますか」
先生「自然治癒力で治る場合もあるし、完全には治らずに症状と付き合っていく場合もあるよ」
僕「最悪手術ですか?」
先生「まだそんな状況じゃないね。もっとひどくなって、注射とかでも痛みが抑え込めなくなったらね」
僕「どうしたらいいですか」
先生「首に負担をかけず安静にしておくしかないね。痛みがあるときは、薬で痛みを抑えて、痛みがなくなってきたら、ストレッチとかウォーキングとか軽い運動をしてください。お大事に。」
僕「・・・」

椎間板ヘルニア確定しても有効な打ち手がない。それでも、原因特定できると少しスッキリする。前に進んだと思いたい。


【2018年 38歳】

「一生付き合っていくことになるかも」と長期戦を覚悟しましたが、その後、2018年春には症状が改善し、痛み止めの薬を少しずつ減らし、2018年夏には痺れや痛みを感じることはなくなり、現在に至ります。

完治したのかわかりませんが、幸いなことに2019、2020年と2年ほどは症状が出ていません。


【いま思えば・・・】

いま思えば、2014~2016にかなり仕事でのかなりのストレスを抱えていたので、それが原因の1つだったのではないかと思います。仮説に過ぎませんが、2015に帯状疱疹になったり2017に幼少期以来のアトピーの悪化がみられたことからもそのように考えられます。

自分の場合、通院して牽引治療や電気治療は、むしろストレスになりそうだったので、割り切ってやめて、その分の時間は軽いストレッチをするようにしたのがよかったのか、あるいはちゃんと通院していればもっと早く回復していたのか、今となってはよくわかりません。

心身のコンディション・メンテナンスには気をつけるようになりました。
定期的に整体に行って身体のメンテをしてもらったり、軽い運動をしたり、ゆっくり風呂につかったり、規則正しい食生活を心がけたり、できる範囲でやってます。


【終わりに】

当時、ネットで検索して、阪神の赤星も、阿部慎之助も、YOSHIKIも、ネプチューン名倉も、頸椎椎間板ヘルニアをやってたのか。あれ、苦しいのは俺1人じゃないんだな。と思ったんですよ。まじで。事例を知るだけでほっとするというか。

この文章を通じて何が言いたいのか。何も言えないっす。
医者でも「治るかわからんし,安静にするしかない」しか言いようがないのだから。
僕のケースは1つの例でしかなくて、それ以上でもそれ以下でもないので、誰かが読んで「そういう場合もあるんだ」と思ってもらえれば、それでいいかなと思って書きました。

症状が重く、長い闘病をされている方もたくさんおられると思いますので、症状が軽く済んだ自分がこのような書き方をすることを不快に思われる方もおられるかもしれません。申し訳ありません。

読んでいただき、ありがとうございました。

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