わたしは、こうして、プログラマーになれました!■学生時代
高校生の時、ビデオゲームが流行り始めました。
科学系のクラブ員は、雑誌に載っていた回路図をもとに、ビデオゲームを作っていました。残念なことに、裏表を逆にしてしまい、完成には至りませんでした。
「プログラム」という言葉を聞いたのも、その頃でした。
運動会のプログラムと何が違うのか、分かりませんでした。
一年浪人して、大学に入りました。経済学部。特にやりたい事はありませんでした。
情報処理概論という講座を受けました。それなりにノートを整理していたので、Aをとりました。
しかし、メモリは、磁気コアです。かなり古い内容でした。
磁気コアとは、小さい輪っかみたいなものを、縦横に並べて、磁気の方向でon , off を判断するメモリーです。
半分遊びで、英文タイプライターを購入して、独学しました。その時覚えたブラインドタッチ
は、今でも役に立っています。
大学に電子計算機がありました。コンピュータとは呼ばなかったです。
プログラム実習がありました。3年の時受講しようとしたのですが、2年までしか受講出来ないとのことでした。
それっきり、プログラムの事は忘れました。
大学に入らず、専門学校に行って、何か技術を身につけた方が良かったかなと、後悔しました。
専門学校が認可された時期でした。
京大式カード、というものがありました。ある程度集まらないと効果がないとの事で、いろいろ書いてみましたが、何にもなりませんでした。
しかし、データの概念を、何となく感じたと思います。
わたしは、何かに夢中になることは、有りませんでした。
好きな事が無かったんです。
大学一年の時、クラシックギタークラブに入りました。結構頑張りました。しかし、長続きしませんでした。
どっかで諦めてしまうんです。
英文タイプライターで身につけたブラインドタッチが唯一の収穫でしょうか。
そんな頃に読んだ、太宰治のトカトントン。
こりゃあ、自分だ。と感じました。