三木聡とワタシ
私が、結構誇らしく思っていることは、
三木聡と、誕生日が同じであるという事。
ところで、三木監督の作品は見たことあるだろうか。
私がはじめて見た彼の作品は、『インスタント沼』だった。
高校生の頃の私は、俳優の 加瀬亮 が大好きであった。
あの頃はただ顔が好きというだけだったので、彼の演技に言及する事は、ここでは控えたい。
加瀬亮繋がりで出会った、映画『インスタント沼』
しかし、私は電気屋のガスを演じた 加瀬亮 よりも、その映画のヒロインである、 麻生久美子 に惹かれてしまった。
彼女の役名である「ハナメ」という響きにまでもあこがれて、猫のぬいぐるみに「ハナメ」と名付けるくらいだった。
今でも、
(自分の子供に、ハナメと名付けたい・・・)
とまで思ってしまうほど。
あの映画は何回観たか分からない。
ちなみに、つい先週も観た。
夏になると 観たくなるのが 三木作品
もちろんその流れから、『時効警察』も観る事になる。
これも、何度も観た。
DVDを借りてきては、好きなシーンを何度も見返した。
確かそのあたりで、
(あれ、これは、脚本や監督が同じだぞ・・・)
ということに気づく。
恐らくそれからは、三木監督作品の映画DVDばかり借りてきて見ていた気がする。
当時、友達にも、『インスタント沼』をみせたことがあるのだが、彼女は途中で寝た。
そう、彼の作品は、かなり好き嫌いが分かれる。
最近は、アマゾンプライムなどで、三木作品を観ているのだが、そのレビューを見ても同じ事が言える。
”小ネタが面白い”というコメントもあれば、”小ネタがくだらない”というコメントもある。
まあ、こればっかりは、好みの問題だから、しょうがないとは思うんだけれど、私は彼の作品に魅力を感じるような人間でよかったって思う。
くだらない事にも、「すごい!」と感銘を受けながら、笑って幸せを感じられるような人間でいる自分は最高だと思う。
何度観ても笑える、シュールな小ネタを思いつける彼に才能を感じるし、
あの空気感を表現できるなんて、天才でしょう。
三木聡監督の作品が好き。
という人間に出会うと、
(お、こいつは信用できる。友達になろう。)
なんて思う。
ハナメは「折れた釘」だったが、私は「三木聡が好きかどうか」だ。