2024/2 バンコク旅行記 ep4:謹んでお詫び申し上げます
訂正とお詫び
2024年2月25日に公開した本連載の第3話にて、「ついに飛行機はバンコクへと着陸した。」とありました。まだ、記事公開時のアナウンスで「やっとバンコクに着きましたw」とかほざいていました。
しかし、着陸したスワンナプーム国際空港はバンコク都ではなく、正確にはバンコク都に隣接するサムットプラーカーン県に位置しています。そのため、本連載において筆者はまだバンコクには到着していません。訂正してお詫びします。
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本編
あいさつをシカトされる
7時間ほどのフライトを終え、ついにスワンナプーム国際空港に到着した。airaloで買ったeSIMも無事にアクティベート完了。飛行機を降りても、まだ熱気は感じない。まずは入国審査へ。到着したターミナルはサテライトなので、空港内鉄道に乗り込む。これが「そんなにスピード出す?」ってくらいグングン加速していくのでちょっと怖かった。
入国審査はいつも緊張する。下手な質問をしたら、どこかに連れていかれる。常にそうした緊張感をもって注視し続ける方針を検討開始する方向で関係閣僚に指示する意向を持って臨むのだが、結局いつも大した質問はなされず拍子抜けする。今回も、パスポートを渡して指紋を登録して、終わり。審査する人との会話は皆無。というか英語かタイ語か忘れたけどあいさつしたのにシカトされた気がする。
お次は預け荷物のピックアップ。周りを見ると日本人が多いだけでなく、ゴルフバッグを預けている人が多いのが意外だった。わざわざ海外まで行ってゴルフをするものなのか。
両替は空港地下1階がおすすめ
荷物を無事受け取り、まずは両替へ。日本国内で円をバーツに替えるよりも、タイに行ってからの方が良いという噂を聞いていたので、まだ1バーツも持っていない。空港の地下1階にいくつかある両替所のうち最もレートが良かったところで1万円を両替。確かレートは1円当たり0.53いくらバーツ。この辺りから徐々に熱気を感じてきたので、日本仕様の重装備をパージ。Tシャツ1枚の夏仕様へと換装した。
そこまで腹は減っていなかったのだが、空港に安いフードコートがあるらしく、MAGIC food pointなる場所へ。空港1階の端っこにある。
MAGIC food pointで朝食
たぶん24時間営業で、朝6時ごろにもかかわらずそこそこの賑わい。ここは支払い方法がやや特殊で、まず事前に入口のところの受付で、現金を渡して支払い用のカードにチャージしてもらう。そして、各店ではカードで支払う。用が済んだら、また同じカウンターでカードを出して残金を返金してもらう。(おそらく)入金・返金に手数料はかからない。
まあタイ料理らしいものは一通りそろっており、意外なところでは寿司もあった。まぐろのツヤがやけにあって、なんか恐ろしいので手出しはせず。無難にカオマンガイを購入した。
注文すると、あまりにもやる気のない店員さんに異国情緒を感じる。まあこれが普通だろう。日本の働き手はやる気がありすぎる(あるように強いられている、というのが正しいか)。茹でた大きな鶏むね肉をザク、ザクと巨大な包丁で小気味よく刻まれて、皿の上に盛られたコメの上に載せられていく。
さてここで困ったのが、調味料のチョイスである。カウンターには確か4-5種類の調味料があり、何がなんなのかよくわからん。辛いのはダメなので、そんなに辛くなさそうな唐辛子の破片とにんにくみじん切りが漬かった薄茶色の液体と、醤油らしきものを適当にかけてみる。
カトラリーはその辺に置いてある。横にお湯があり、どうやらそこにくぐらせて消毒的なことをするのがタイ流らしい。
実食 調味料で明暗分かれる
現地で初めて食べるタイ料理。まず目につくのは、ギザギザにカットされた謎の野菜。食べてみると、何のことはないただのキュウリなのだが、皮をむくだけでこんなに変な見た目になるのか。外周をギザギザにする意味があるのか。無意味に尖っているものがかっこいいとかいう考えは小学生あたりで捨ててほしいものである。筆者としては、皮があった方が食べる気が増すと感じる。
カオマンガイは、まず謎の調味料がかかっていない部分を一口。うん、うまい。鶏肉はもちろん米がうまい。これはいくらでも食える。これが60-70バーツ=300円未満というのは衝撃プライスだ。うっすら塩味もあるので調味料いらなかったかも。
とはいいながらもせっかくかけた調味料。混ぜて食うと明暗分かれる。唐辛子とかにんにくを刻んだものが入っている方は、うまい。調べると「プリックナンプラー」というらしい。ナンプラーは自宅にも常備している。かなり好きだ。そこに、同じく大好きなにんにくが入っている。うまくないわけがないこともないはずがない。当たり。
一方の醤油チックに感じたもの、これはいただけない。なんだこれ、黒蜜じゃん。筆者はすき焼きが好きではない。もちろんそういう意味ではないことは理解しているが「すき」とか抜かしているのが生意気だし、甘い味付けがとにかく許せない。従って牛丼も好きではない。牛丼チェーンに行ってももっぱらネギ塩豚丼みたいなものしか食べない。
同じく調べると、これは「シーユーダム」という、大豆由来の醤油に砂糖などを加えたものらしい。ってか醤油ってだいたい大豆由来では? まあいいや。非常にもったりとしており、香りも深い。食べ続けたらクセになるポテンシャルを感じなくもないが、シーユー、もう二度と会うことはないでしょう。
この後の予定もあるため、サクッと食べてサッサと退散。タクシー乗り場へ向かった。