見出し画像

自己紹介・会社紹介

皆さんはじめまして!株式会社リクロス代表取締役の木藤昭久です。

私は1994年に愛知県豊橋市で生まれ、東北大学卒業後、新卒で市役所に入庁しました。

最初に文化関係の部署に配属され、元々はスポーツをやってきた人間だったので「なんで自分が文化なんだ…」と思うこともありましたが、仕事自体はやりがいをもって楽しく取り組んでいました。

厳密には、業務の大半を占める事務仕事は肌に合わなかったのですが、議会や予算、指定管理など行政特有の仕組みを知るのがすごくおもしろかったです。目の前のあらゆる仕事がルールに規定されたものだったので、行政の「人によらず一定品質のサービスを届けるための仕組み」に感動していました(変わっていますかね?笑)。

しかし、その仕組みからくる制限や制約も日々感じていました。

地元にはもちろん愛着があるので、市のためになることははどんどんやりたい。しかし、ルールや人間関係の都合で簡単には実現できなかったり、時間がかかったりする。

私は昔から、外部(他チーム、競合など)との競争は好きですが、内部での衝突はあまり好きではありません。

ルールを変えたり、人間関係の軋轢なしにやりたいことを貫き通すことは、自分の実力不足もあってなかなかできませんでした。

では、昇進したらやりたいことができるのか?選挙で首長や議員に選ばれたらどうなのか?

新卒で入庁して数年しか経っていなかったので視野が狭かったかもしれませんが、当時は、首長や議員、部局長になっても自分がやりたいようにはできないと感じました。

今思えば、「人によらず一定品質のサービスを届けるための仕組み」があることは、役職があろうと好き勝手できないということ。どの地域でも、誰が運営しても安定的なサービスを届けるという観点では素晴らしいんですよね。ただし、自分の理想とは異なると感じました。

…という感じで少し暗くなってしまいましたが(笑)、実は当時からずっと考えていたことがあります。

「あれ?自治体を良くできるのって民間企業じゃないか?」

最初に配属された文化関係の部署では、先輩から「文化には興味がないかもしれないけど、自治体特有のいろいろな業務をやれるからすごく良い部署だよ」と言われていました。

実際、イベントの企画運営や文化施設管理、文化団体の支援に加え、議会の雰囲気も知れましたし、人数が少ないこともあり予算要求の担当もやらせてもらえました。中には係長級(40歳前後)になって初めて本格的に予算要求に携わる職員の方もいるようです。

いろいろな業務に関わる中で想定外だったのは、民間企業との関わりが多かったことです。

イベント準備のために見積を依頼したり、文化施設修繕のために一緒に現場視察したり。そもそも文化施設も市の直営ではなく、指定管理により民間企業が運営していました。

今思えば当たり前のことですが、日々仕事をする中で

「自治体のリソースは主に人材であり、活動の中では民間企業のサービスを使わざるをえない」

と気づきました。同時に、

「であれば、民間企業のサービスがどんどん良くなれば、自治体も良くなるのでは?」

と考えました。

そういった考えのもと、市役所3年目に中央省庁派遣の募集があったので、民間企業の支援に関われる省庁に応募して、無事行かせていただけることになりました。

市役所だけでなく中央省庁でも営業を受ける機会があったので、その時の学びが今の仕事に繋がっています。

最終的にはプライベートのこともあり公務員を退職することになりましたが、それ以降ずっと「地元をはじめ、全国の自治体が良くなるにはどうすべきか?」と考えています。間接的であっても時間をかけて貢献できるように頑張ってきましたし、これからもそのつもりです。

さて、転職先のリクルートでは、旅行領域で宿泊施設向けの広告営業に従事しました。じゃらんですね。

転職後1年半経ち、ちょうど機会があったので会社を設立し、自治体案件に特化した営業代行とコンサルティングを実施しています。リクルート時代の同僚が複数関わってくれており、一緒に自治体を盛り上げるべく日々頑張っています。

なお、noteの内容は自治体営業プラスという別のメディアと同じ内容になります(笑)好きな方でご覧いただければと思います。

よろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?