エチオピア料理と発酵食品の魅力
エチオピアのパン?インジェラを食べてみたくて、エチオピア料理屋さんへ行きました。酸味があるけど、豆料理と一緒に食べると酸味がすっと消える不思議。
発酵食の本で読んだことがあって、食べてみたいなと思ったのですが、しばらく忘れていました。最近、世界一周旅行のvlogを観るのが好きなのですが、YouTuberの方が食べていてこれがインジェラか!と思い出し、エチオピア料理のお店を探しました。
インジェラの原料は、テフという穀物の粉です。少し前にテフはスーパーフードとして日本でも注目されていました。
エチオピアではテフの粉と水を混ぜて発酵させるそうですが、日本で作る場合は気候が違うため、イーストを使うようです。
インジェラをひとくち大にちぎったら、添えてある豆や野菜の料理をひとくち分包むようにして食べます。このプレートにお肉料理も乗るようですが、私はベジタリアンのメニューを選択したので、にんじんとお豆のカレー的な料理でした。
発酵食品はおもしろいです。長く保存するための知恵として生まれた発酵食品、自家製で色々と作っている方も多いと思います。私は、ぬか漬け、塩麹、甘酒、コンブチャなどを楽しんでいます。
今は衛生的な処理をされた商品を購入すればよく、長期保存すること自体を目的として発酵食品を作る必要はありません。けれど自家製のお味噌や梅干し、ぬか漬けなどさまざまな発酵食品を好きな人が多いのは、体に良いというだけでなく、その味わいにやはり魅力があるのだと思います。
色々な国の発酵食品の「発酵の味」を味わいながら、作る過程や原料となる食材がどうやって台所まで届くのかなど、知識を増やしていくのがとても楽しいのです。発酵食フィールドワークしてみたいな。
食後にエチオピアコーヒーをオーダーしました。
オーダーしてからコーヒー豆を炒って作ってくれました。
「コーヒーセレモニー」という茶道のような飲み方があるようです。ハーブを入れると甘い香りのフレーバーコーヒーに変身しました。このハーブはテナ・アダムというそうです。かなり香りがしっかりしていたので、小さな葉を数枚カップに入れたのですが、お店の方から「全部そのまま入れるんだよ」と教えてもらいました。茎の部分を入れてもきつくなく、甘いような不思議な香りが美味しい!
強め濃いめのコーヒーでしたが、炒ってすぐだからかな?すっきり飲みやすくて、おかわりしました。