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火のないところに煙は立たぬ?
みなさん煙、立ててますかー!
ちょっと食べ物と言葉が続いたので少し趣向を変えまして。
実は結構しっかりめに書きたいネタ、いくつかあるんですが今日はスマホからの打ち込み&すでにお布団なのでコンパクトにまとめられそうなものを。
「火のないところに煙は立たぬ」
この言葉、嫌いですねえ。
まあ言わんとしてる事は大いにわかる、わかるのだが。
いつもこれが正しいとは限らない、特にSNSが誰もの手中に収められた昨今。
フェイクニュースとか、週刊誌によるでっち上げ(デツゾウ)とか、個人のSNSで承認欲求から根も葉もないことが発信されるとか。もう、全く珍しくないじゃないですか。それを一種エンタメとして楽しむ層も少なくない。
(デツゾウについてはこちら)
私もこれされたことあります。
自分に全く関係のない、他人がした悪事が私がした事として学校の噂になるみたいな。知ったのはかなり後のことだったんですが。それもまた怖い。
要するに。
Aという人物の近くで火を起こしているBという他人がいて、そこから上がった狼煙を見て、Cが「Aのところで火が上がっている!」と叫ぶわけです。その声はDにもEにも伝播し、気付いた時には甲も乙も知っている。
そして誰しもが「Aはなんと酷いやつだ!」と非難轟々。
火元はBによるものなのに。
上記のようなケースは皆がそれを正しいと信じ込んでいる。さらに酷いのは下記のようなケース。
BとCが共謀して、Bが起こした火を「Aのところで火が上がっている!」とCが騒ぐ。Aの名誉を毀損するために。それを聞いたDもEもわざわざ火元を確認するわけじゃないから根も葉もない噂だけが広がっていく。
最近よく見るケースでは、もはやそもそも火すら起こっていないのに、Bが「Aのところで火が上がっている!」と騒ぐだけで、それが事実かのように瞬く間に広がる。広がる火も流れる煙もないのに。
現代人に求められる、重要なリテラシーだと思います、23歳男性は。
煙が上がっているのを見た時に、しっかり火元を確認すること。
不用意に近づけば火傷をするリスクもあるかもしれない。でも、近付いてみれば実は美味しいお肉を焼いているだけで、もしかしたら「良かったら1枚食べますか?」的なラッキー展開が待っているかもしれない。
もしくは、黙って自分の身を守ること。静かに、しっかりと距離をとること。
周囲の人間にも共有したければ不必要に情報を足さない。「近くで火が起こっているみたいだからひとまず距離を取ろう。安全が確認できたら元に戻ろう。」これでいいんです。
不運にも自分の家が燃えてしまったら、それは無事避難できた、不幸中の幸いなわけで。
煙の出処も実態も分からないまま、勝手にそれを断定しないこと。断定した情報を周知しないこと。
いい人も悪い人もたくさん視界に映る時代になりました。
我々がすべきことは非難ではなく避難、煙に巻いてくるような人間はさっさと撒いてしまいましょう。
おじさんみたいな結びになってしまいましたがこんなところで。
煙とは上手に付き合いながら楽しんでくださいね。