タレントになるには③
今日は「タレントになるには」の第三弾。
前回お話した「プロダクションに所属した方が良いのか」の続きから。
「プロダクションに所属した方が良い」というよりも、あなたに合うプロダクションに所属することが大切です。
役者なのか、声優なのか、歌手なのかモデルなのかお笑いなのか等々・・・
自分が何をしたいのか、何が好きなのかです。
どういうタレントになりたいのかを自分ではっきり決めていないと、どこへ向かへば良いのか自分でも分からないという状態ですよね。それではなかなか先には進めませんし、進んだとしても「こっちじゃなかった」と遠回りすることになります。
でも、実際自分が入りたいと言って、希望のプロダクションに入れる確率は新人さんの場合は、かなり厳しいのが現状です。
そして、私がこれまで新人さんのプロモーションやディレクションをしてきて、本人は歌手志望だけど、どう見ても演技の方がうまいし役者の方が売り込みやすいとか、その逆もしかり、やりたいことと売り込みやすいことが違うこともあります。
好きを優先するか、少しでも売れること仕事になることを優先していくか、という判断も必要になってきます。これはプロダクションに入った後では、本人の意志は二の次になります。とにかくプロダクションは商品を売りたいわけですからね。
さて、では改めて。
あなたは何をしたいですか?
どんなタレントになりたいですか?
とにかく有名になりたいのか、それよりも自分の好きなことやりたいことを優先するのか。
それによって、道が変わります。
現時点の自分なりのビジョンをしっかり持って、今日から進むべき道をしっかり進んでいきましょう。
やっていくうちにビジョンが変わることもありますから、それはその時に軌道修正していくとして、今のあなたの答えを出してください。
自分に何が向いているのか、歌手になりたいけど自分の歌がどのくらい通用するのか自信がないとか、自分のことが分からない、どうしたら良いのか分からないという方もたくさん見てきました。
その場合(迷ってしまう場合)は、自分が好きなことで良いと思います。シンプルに好きじゃないと続かないからです。
でも、本気で仕事にしたいなら、自分が「人生かけてがんばれること」くらいの気持ちがないと、「好き」なだけではプロフェショナルの世界では壁にぶつかるでしょう。
ぶつかって諦めるならそこまでですし、そこで覚醒していくのかもしれません。
この業界、代わりはたくさんいるし、あなたがそれをしなくても困る人はいないのが新人さんの現状です。
厳しい言い方でしたかね。でもそれが現実。夢ではなく、現実でやっていくのですからきちんと現実と向き合う、自分と向き合うことは欠かせません。
では、次回はタレントという枠をもう少し細かく「役者」「歌手」「モデル」等に区切って、お話をしていこうかなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。