歌の上達法 ①
今回は歌の上達法をお伝えしていこうと思います。
私は20歳からボーカリストの仕事をしていて、その頃所属していたプロダクションの社長に頼まれて、後輩たちのレッスンをすることになったので、21歳からはボイストレーナーもやっています。この時は、基礎の発声から、実際にライブ等で歌う曲の歌唱レッスンとあとはステージングとして振り付けやフォーメーション、あとはMCなどひっくるめたレッスンを要求されました。実際にすぐにでもライブやイベントに立てるようにするのが目的。
いつ仕事がきても対応できるように、全部ひっくるめたレッスンだったのですが、この方法が一番いいなとは思ってます。実践的だし。こういうレッスンをやりながら、発声が初心者の人には、発声を別日にもやったり、その人に足りない部分を補足でレッスンを増やしていくっていうのが一番良いと思う。
ということで、全部ひっくるめたレッスンをグループレッスンでやって、補習的に個人レッスンで基礎発声をやったり、ダンスの基礎をやったり。補習はグループレッスンの時もあります。
スタジオのレコーディングの仕事しかしないボーカリストならば、ステージングとかは不要だけど、ライブをやりたいという場合には、全部ひっくるめたレッスンが一番良いです。
でも、現実問題として、ボーカルレッスンをやっているところは、発声と歌唱のみのところが多い。ボイストレーニングと銘打ってるところは、ボイトレ(発声)だけだったり。
専門学校とかだとダンスのレッスンとかもあるけど、総合的にひっくるめたレッスンをやっているところは少ないだろう。それぞれ別々(発声、歌唱、ダンス)っていう感じが多いのは否めない。
さて前置きが長くなったが、私はひっくるめたレッスンを1回のレッスンでやることが多いけど、もちろん別々もやっています。そのいろんなレッスンをやっていて、必ずタレントさんや生徒さんには宿題を出す。宿題は家で一人で出来なきゃ意味がない。そういう一人で出来る練習法も含めて書いていきたいと思います。
私が歌の上達の為に大切だと思っていることは、下記の8つだ。
① 発声
② 耳
③ 音程(ピッチ)
④ リズム
⑤ マイク
⑥ 表現力
⑦ センス
⑧ ステージング
他にもあるような気がするので、思いついたらまた追加するとして、①の発声の練習法については、これだけでかなりのボリュームになるし、発声については役者さんにも見てもらいたい部分でもあるから発声はまた別途書きくことにします。
この歌の上達法シリーズ(?)は、歌(歌唱)を上記の②~⑧について何回かに分けて書いていこうと思います。