子供に「片付けなさい!」と言ってもやらなかったので、いつもと言葉を替えたら見方が変わった話
初めまして。
北乃手帳の北乃です。
初めての記事は、先日の何気ない子供とのこと。
だけど、すごく物の見方が変わったお話です。
この記事で読んでくれた方が、新しい見方を発見できると嬉しいです。
そもそも私ってどんな人?
私も主人もフルタイムの共働き。
義親は近くにいて、随分と助けていただいています。
4歳の息子はすくすく4歳児っぽく成長中。
(つまり、よくイタズラし、言うこと聞かず、YouTubeが大好きで片付けが大きらい!ということ)
初めての子育ては、夜泣きも多くこだわりが強い我が子に、ノイローゼ気味になったこともありました。
最近は「まぁそれがこの子の個性なんだろうな」という気持ちで、以前よりも心に余裕ができてきたように思います。
平日の夜の散らかりは心に悪い
でもね、そうは言っても、おもちゃがてんでバラバラに散らばって、足の踏み場もないリビングを見ると心の余裕が無くなるわけです。
「片付けようね」が「片付けなさい!」に変わっても、息子は知らんぷり。
「ママが片付けて」
そう言ってはYouTubeに目線が戻る。
毎日毎日、散らかり放題の家に言っても聞かない子供、イライラはつのるばかり。
保育園や児童館ではお片付けできるのに。と、おもちゃの収納だって見直しました。
なんでお家だと出来なくなるんだろう。
そうだ、カリスマ保育士てぃ先生のあのセリフを使おう
赤ちゃんの頃は色々読んでいた子育ての本。
最近遠ざかっていたけれど、雑誌で見かけたカリスマ保育士てぃ先生のコラムがとてもいいなと思って、以下の本を読みました。
「子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」
それに書いてあった片付けてくれない子に効く魔法。
ずばり「バケツリレー方式!」
「ママが入れる係するから(子供)はおもちゃ集め係ね!」
「やだ。できないー」
即答じゃん。
え?全然本と違うじゃん。
いや、まぁ、うん、半分こうなるんじゃないかと思ってたけどね!泣
そんなに本みたいに上手くはいかないもんです。
あーあ、じゃあ、どうしようかな。
ゲームみたいにしたら子供は喜んでやってくれるって書いてあったのにな。
今日は絶対片付けないぞって感じ。
でもこのままママがただ片付けるのは癪だな。
なんとか片付けには巻き込みたい。
なら、別のゲームみたいにするにはどうしたらいいかな?
って、なんだかその時は考えたんです。
そうだ。
こう言ったらどう反応するかな。
「ねぇねぇ、これはどこに片付けたらいい?」
子供に見せるように拾った太鼓のバチを見せながら言ってみました。
「それはオンガクのタナのとこだよ!」
おぉ、教えてくれた。
片付けるのは嫌だけど、自分が知ってることを教えるのは好きな子供。
「じゃあこれは?」
「そのとなりのトナリの、しろいハコのとこだよ!」
「ここかな?」
「ちがうよ!そのトナリ!」
YouTubeそっちのけで夢中になってくれる我が子。
ハッとしたのは次の瞬間です。
「じゃあ、これは?」
「え〜わかんないよ!!」
あ、そうか。
分かんないんだ。
どこに戻せばいいかパッと答えてくれてた中で、戻す位置が分からないものがいくつもありました。
なるほどねぇ、片付ける位置が分からないから、片付ける気にならなかったんだね。
おもちゃ収納を見直して、すっかり解決した気持ちになってたけど、まだまだ子供の目線では分かりにくかったんだなと、見方が急に変わったのです。
片付けしてくれなかったことに変わりはないけど、子供の気持ちを知ってイライラが少なくなった
子供が片付けをしてくれなかったことに変わりはありません。
結局ママがやったことに変わりはありません。
だけど、どれが分からないのか、何に戸惑っているのかを具体的に知れて、なんだかイライラが少なくなりました。
どのおもちゃや場所が分からないのかを知ったおかげで、次の改善策を考えるきっかけが出来たのも大きいかも知れません。
目の前の出来事が変わったわけではないけれど、私の受け取り方が変わったことで心が違う気持ちになったのです。
認知が変われば感情が変わる = ABC理論
こういった、認知の仕方が変わって出来事に対する感情が変わることをABC理論と言うそうです。
A = 出来事
B = 認知
C = 感情
例えば今回の件で言えば、
A = 部屋が散らかっている
B = こんなに散らかってて汚い。
掃除もできない。
子供が言うこと聞いてくれない。
C = あ〜イライラする!
という理論から、
A = 部屋が散らかっている
B = どうしてお片付け嫌なのかな?
お片付けする場所分かるかな?
C = お片づけの場所が分からなかっただけかぁ。
それなら何か改善する方法があるかも。
部屋が散らかっている、という現実は全く変わらないのに、「自分がどう認知するか」でこんなにも感情が変わるのです。
イライラした毎日より、少しでもより良い明日へ
イライラするとつい言葉がキツくなってしまう私。
そんな風にイライラした毎日を過ごすより、自分の認知を修正して、より良い明日を作っていければいいなと思う日々です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
北乃でした。