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ミシマ社とキャンプ場が 本との新しい出会いの場をつくる

Sweetgrassで、出版社「ミシマ社」とのブックフェアを開催している。ミシマ社にとっても、おそらく他出版社にとっても、キャンプ場でのブックフェアは初めての試みだ。

Sweetgrassは年間10万人の宿泊者が訪れる日本でも有数のキャンプ場だが、きたもっくはSweetgrassを非日常を楽しむアウトドアレジャー施設の枠では捉えていない。時には厳しさも見せる自然の中で、自分たちの手で寝る場所を構え、暖と明かりをとり、食事をつくる。その過程で明確になる、自分にとって”本当に大切なこと”に気づける場。それは、リアリティを失いつつある、人と人の関係性を再生することにもつながる。2020年にオープンしたTAKIVIVAでは、さらに明確な意図をもって具体化されている。

焚き火を眺めながら、ひとり考えたこと、人と本音で話したこと。その火種のような感覚をもって出会う何かは、普段とは違う出会いになる。

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ミシマ社とのブックフェアは、「自分に薪をくべる小さな本屋」と題した。ミシマ社は、「一冊の力」を信じ、本づくりに従事する出版社。「一冊」が育む、想像力、生きる力。そして「一冊」とわかちあう無上の楽しみ。本には、そうしたかけがえのない出会いを生み出す力がある。読んだ人たちが、ちがう世界へと羽ばたくことができる。たった一冊で人は成長できる。キャンプを通して自分の内に灯った火種を、大きく長く燃やしてくれるような本をセレクトしている。

Sweetgrass・TAKIVIVAでは、生きるように働く人の仕事探し「日本仕事百貨」による焚き火をかこむ合同企業説明会「かこむ仕事百貨」も開催。人と仕事(企業)、そして生き方との新しい出会いを模索する試みだ。キャンプ場は人と外(自然)の接点でありながら、人が内なる自然を見つめる場でもある。

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