のらねこ日記 ⑤
しろたまくんとミケさんとボーちゃん
わが家とTさんちで、3匹はすくすくと育ちました。
長男 しろたまくんは、おっとりした男の子で、何故か、台所に立つうちの母のズボンのお尻に食いついてぶら下がるのが好きでした。
長女 ミケさんは、アビシニアンパパに似たのか、キレイな目をした美人さんでした。
もっと洒落た名前をつけたかったのに、三毛猫だからと、昔気質?の母が勝手に『ミケ』と命名してしまいました。
残る1匹も三毛なのですが、ミケさんに比べて、黒が少なくて茶トラが多く、柄のコントラストがいまいちで、お顔もミケさんほど美人ではなく、おまけに玉かあちゃんゆずりなのか、しょっちゅう舌をしまい忘れて、ベロンと出したままでした。それがなかなかのお馬鹿顔だったので、ボケちゃんと名付けられました。
でも、初めての獣医さんで、書類に名前を『ボケ』と書くのが恥ずかしかった父は、その場で『ボー』と改名しました。
3匹は、わが家とTさんちを行き来していましたが、だんだんしろたまくんは、Tさんち、姉妹はわが家と、住みわけるようになりました。
それから半年後、わが家は念願のマイホームを建てて長らく住んでいたアパートを出ることになりました。しろたまくんは、Tさんちに託し、ミケさんとボーちゃんを連れ行くことにしましたが、引っ越し後『猫は家につく』という言葉通りの事件が起こりました。