のらねこ雑記帳≪映画館≫
先月、映画を観に行ったら、劇場に
『10月1日よりシニア割引料金開始年齢変更のお知らせ』が掲示されていました。
60歳から65歳に変更されるそうで、61歳の私は軽くショックをうけました。
思えば、昔から映画館で映画を観ることが好きでした。
子供の頃は、地元の町に何軒か映画館があって、『ゴ○ラ』やら『ガ○ラ』に連れていってもらいました。
高校の時は、学校帰りに友達と横浜駅前の映画館へ行ったり、大学の時は、なんか授業に出たくない時に渋谷で映画を観て、大学に行かずに帰りました。
社会人になってからは、株主優待の映画鑑賞券(+お買い物割引券)目当てで、
母が勤めていたスーパーの株を買いました。
そこの親会社が経営している映画館の無料鑑賞券が2ヶ月ごとに2枚もらえたので、年に12本はタダで映画を観ていました。
但し、鑑賞券には2ヶ月の期限があり、
その間にその劇場で観たい映画がやっていないこともあったので、特に観たい訳でもない映画も随分と観ました。
ギリギリまで粘って、結局、月末の最終上映で、お客さんが3人しかいないアニメを観たこともありました。
そのうち、親会社が映画館を売り払ってしまったので、私も株を売りました。
その後、職場の福利厚生で『レクレーション券』が配られるようになりました。
それは、指定の映画館で1000円の金券として使えて、更に割引料金になるので、年10000円分ほぼ映画に使いました。
定年退職の時は、お餞別として映画鑑賞ギフト券をもらいましたが、これも期限があったので、普段なら
『テレビで観ればいいや』ランクの映画も劇場で観ました。
そして、とうとう自腹で映画を観ることになった私にとって、シニア割引はとても有り難かったのです。
友人T からの年賀状にも
『還暦になって良かったことは、映画がシニア割引で観れること。1年で48本観ました』と書いてありました。
『シニア割引料金開始年齢変更のお知らせ』には、社会的情勢を鑑みて、60歳から65歳に引き上げた、と書いてありました。
確かに、これから定年も65歳になりそうですが、現在無職の私にはちょっと悲しい変更でした。
しかし、よくよく調べてみると、この変更はこの系列の映画館だけのお話でした。
他の映画館は、今まで通り60歳からのシニア割引だったので、ちょっと遠くなるけど、次からそちらへ行くことにしました。
この先、他の映画館も追随しないことを祈ります。