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のらねこ日記 ㉓

舞い降りた天使  ケイちゃん

  ボーちゃんが亡くなってから、3ヶ月ほどたって、獣医さんから電話がありました。
「まだ、3ヶ月しかたっていないので、どうかと思ったんですが、また猫を飼う気はおありですか?」と、保護猫を紹介されました。
  その子は、生後2ヶ月ぐらいで、箱に入れられ、あるお宅の玄関前に捨てられていたそうです。幸いにも、猫飼い経験のあるそこのご家族が保護して、獣医さんに相談したのでした。
  娘の意見も聞いてから、と両親は即答しませんでしたが、仕事から帰宅して話を聞いた私は、「飼う!」と、即決しました。両親は、顔も見ていないのに大丈夫かと、心配していましたが、
「猫なら、何でもいい!」と私は、押しきりました。
   翌日、私が帰宅すると、その子はいました。
  キジトラの女の子で、ちっちゃくって、耳が大きくて、痩せているせいか、ちょっと出目ちゃんでした。
両親は、その点を心配していましたが、問題なし!新たな家族ができました。
   さて、名前をどうしよう?
今回ばかりは、自分でつけたかった私は、小さい見た目と、色味から
『うずら』か『ごまめ』と提案しましたが、両親により却下されました。
その後も色々提案してみましたが、シンプルイズベストな母は、しゃれた名前や長い名前はいやなようだったので、『ケイ』と名付けました。
(これは、当時私の推しが映画で演じた役名なのですが、両親は知りません)
   うちの子になったケイちゃんは、よちよちと、家の中を散策し始めました。
   保護してくれたお宅でトイレトレーニングをしてくれたそうで、見守っていると、ケイちゃんは、ちゃんと猫トイレに向かって行きましたが、小さすぎて、トイレの縁を越えられず、父は、あわててアルミのトレイに猫砂をしきなおしてあげると、ケイちゃんは、中でちゃんと用を足せました。
   こうして、わが家の猫飼い第2ステージが始まりました。

来たばかりのケイちゃん


横にあるのは単行本


すぐに、リラックス


   



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