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6号機 貫通型AT/ART機について

6号機パチスロにおいて、「貫通型AT/ART機」と呼ばれるスペックの機種が登場し始め、昨今の6号機パチスロの軸となりえる作りでもあります。

今回の記事では、6号機パチスロの出玉性能を大きく変えた「貫通型AT/ART機」について簡単にお話をしていきたいと思います。

貫通型AT/ART機とは

そもそも貫通型AT/ART機とは、「どのような作りのスペックなのか?」を見ていきたいと思います。

貫通型AT/ART機を簡単に言えば、

「有利区間が切れて次回有利区間が再セットされても、出玉増加の波が続きやすいスペック」

要は、6号機当初の癌とも言える、一撃2400枚上限の壁をぶち壊すためのスペックとも言えます。

また、貫通型にも幾つかタイプがあり、以下のタイプに分類できそうです。

 ①有利区間再セット後から特定ゲーム数(短期G数)までが引き戻しチャンス
 ②有利区間再セット後から特定ゲーム数(中期G数)までが引き戻しチャンス
 ③有利区間再セット後から特定フラグ回数までが引き戻しチャンス

なお、2022/11月時点までに登場したパチスロ機で、上記の①~③の貫通型を搭載している代表的な機種の一例を以下に挙げてみます。

①有利区間再セット後から特定ゲーム数(短期G数)までが引き戻しチャンス

「6.5号機の犬夜叉」が代表的例として挙げられます。

犬夜叉は、有利区間が切れると、必ず「ぶった切りZONE」と呼ばれる、10G間のAT引き戻し区間に移行し、引き戻し確率約50%の仕様となっています。

この仕様のおかげで、
「差枚2400枚完走→MY2400枚完走→MY2400枚完走→・・・」
といった、ほぼ減算区間が無い一撃万枚を可能にするタイプでもあります。

②有利区間再セット後から特定ゲーム数(中期G数)までが引き戻しチャンス

「麻雀物語4」「鉄拳4デビルver」が代表的例として挙げられます。

麻雀物語4は、有利区間が切れると、「天国モード移行」が確定し、128G以内にATが必ず当たる仕様となっています。

鉄拳4デビルverは、有利区間が切れると、「デビルゾーン移行」が確定し、最低100G(100G+α)のフリーズ高確率ゾーンに移行するので、多少の出玉減算区間はあるものの、2400枚to2400枚が可能な仕様となっています。

③有利区間再セット後から特定フラグ回数までが引き戻しチャンス

「チバリヨ」が代表的例として挙げられます。

チバリヨは、有利区間が切れた後に再セットされたモード移行が優遇されており、「天国モード移行チャンス」の仕様となっています。

ただ、このチバリヨは、天井でのゲーム数当選以外は、チェリーフラグ(疑似遊技)回数で疑似ボーナスの当選管理をしているため、ゲーム数不定の特殊な貫通型と言えます。

従来機と貫通型機の比較

最後に、従来機と貫通型機におけるメリットデメリットを交えた比較を見ていきたいと思います。

従来機

従来機とは、6号機初期の頃に登場したAT機として、Re:ゼロをイメージしてください。

従来機は、有利区間開始から出玉回収区間が始まり、ある程度回さないとほぼほぼ当たらない仕様で、深くハマって(出玉をある程度回収して)から出玉放出が主なルートでした。

また、完走した場合などは、有利区間が切れるため、そのまま即ヤメされて、以降稼働停止状態に陥ってしまうというデメリットがありました。

貫通型機

貫通型機とは、6.1号機として登場したAT機として、鉄拳4デビルverをイメージしてください。

貫通型機は、有利区間開始から出玉増加チャンスが始まり、ある程度回さないとほぼほぼ当たらない従来機のデメリットを解消したスペック仕様で、「有利区間開始直後」と「ある程度ハマった後」が出玉放出の主なルートと言えます。

また、完走した場合などは、有利区間が切れてしまうものの、有利区間開始直後は出玉増加チャンスでもあるので、一撃2400枚overの出玉が見込め、すぐに稼働停止状態に陥ってしまうというデメリットはありません。

ただ、有利区間開始直後に出玉増加チャンスはあるものの、大抵は有利区間開始直後100G程が出玉増加チャンスにしかなっていないため、その100G程を回した後は、出玉回収区間になりやすいので、結局のところ、ヤメG数が伸びる(0Gヤメか100Gヤメの違い)だけとも言えるでしょう。

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