あなたへの手紙 2022年11月2通め(自分を大切にしよう)
あなたには苦手な人はいますか?
私、もともとマイペースだから、合わない人が多いかもしれないなあ。
最低限、必要な人とのかかわりは必要だとわかっていますけど。
こんな私でも
仕事に慣れていなかったとき、
器用ではないものだから、手順が悪かったときが当然あって
周りの人よりできが悪かったので、
悩んでいたし、苦しんでいました。
下っ端は、
来客があれば席を立つし、電話が鳴れば一番に受話器をとる。
ますます、自分の仕事が進まず
気持ちだけが焦って、全く進まずに辛かった。
早く仕事を終わりたいのに、
自分の仕事が終わらないある日、
残業して帰ることを申し出したときのこと。
普段あまり自分からは話さないのに
そのときに限って口にしたのは
「どうも考えすぎてしまいまして。時間がかかっちゃいます」
と自分ができないことを笑いながら、
気持ちをごまかそうとしたんです。
負けず嫌いだし、手伝ってほしくなかったし、言い訳したくなかった。
そのとき、一緒に働く人から返ってきた言葉は
「え?ほんとに考えてるの?ちゃんと考えてる人ならそんなことに時間かからないよ。そんなことではバカと思われても仕方ないと思うけど」
というものでした。
「そうですよね、すみません」
としか、私は返せなかった。
バカだから仕方ないか、と思って
自分の仕事に戻り、なんとかやり終えて帰宅したわけです。
言われた言葉は、嫌な言葉だったけど
いつも悪い人ではないし、普段は優しいところもある人だ。
もっとがんばって、一人前にならなくては。
そう言い聞かせて。
自分の気持ちをなんとか収めようとふんばりました。
それから長いこと、自分のことを話さずに、その場に通っていました。
今思い出したけど、
会社はあの人よりも高い初任給を私に払っているって
嫌みを言われたこともあったっけ。
嫌なことをついでに思い出してしまったなあ。
いずれも、もう終わったことだけれど、後悔しています。
自分のことを大切にしてあげられなかったから。
相手に反撃の言葉を
投げつけてもよかったのかもしれないけれど
それはしたくなかったから、黙ってしまうことを選びました。
その黙ることが、
自分の思いを受け止めず、
どこかに発することもせず、
結果として自信がない自分になってしまったんです。
言われたことに逆襲するのをすすめているのではなくて。
仕事の手順や注意、指導を受けることはやむを得ないとしても
自分の人格を非難・否定する人との距離は置くべきです。
あなたがその人担当の受け止め係になる必要は一切ない。
あなたの存在を雑に扱う人とは、早くお別れしましょう。
一度自分が壊れると、取り戻すのに時間がかかります。
そうなる前に、先に進むと決めてください。
誰かに助けを求めるっていうのもいいです。
その誰かは、その場にいない人のほうがいいと思います。
そこにいる人は団結して、
表からだけでなく裏でもあなたを攻撃する可能性があるから。
事情があってすぐには難しいかもしれないけれど
離れる時期を決めて、すぐに準備をはじめてください。
その準備と同時に、相手との線引きの基準を明確に設定しましょう。
相手の調子の良いときにだまされないで。
一度でも、あなたを否定的に扱った人は、同じことを繰り返します。
よほどショックな経験がその人にない限り。
あなたは次のステージに進んでください。
そこにとどまる理由はありません。
あなたはもっと大切に扱われるべき人。
自信をもって堂々と生きてほしいと心から願っています。
なんかたくさん思い出してしまいました。
読んでくれてありがとう。
ではまた。