![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/11094384/rectangle_large_type_2_c26efaffae2b004f4b6f2958786f34e3.jpeg?width=1200)
Photo by
roughstudio
歌えバンバンBURN
ザ・イエローモンキーの映画「オトトキ」本日復活上映。
楽しみ〜 早く仕事終わらないかな〜(自動的に〜)
高校生の頃、カラオケでイエモンの「SPARK」を歌っていたら当時の彼氏に「女のくせに“ベイベー”とか“俺”とか、どうかと思う」と言われて、え、ダメなの?じゃあ清志郎も、布袋もダメ?と思った。むっとした私の中の大島渚がマイクで殴ろうとするのをまあまあとなだめて席につかせ、ジュディマリを入れた大人な私である。
そのことを根に持っていたのか自分でもわからないのだけど、私はその子と別れるときに「男のくせに村上春樹を読まないなんてどうかと思う」という趣旨の最後っ屁をかました。暴論です。
それから長い月日がたって、ヘルシンキで働く彼をFacebookで見つけたときプロフィールに「Favorite:村上春樹」と書いてあった。なんかちょっと悪かったかなと思ったけど、きっと向こうはとっくに忘れているだろう。むしろ良いことをしたのかもしれない、ヘルシンキで読む村上春樹は、練馬で読む村上春樹よりさらに素敵な気がする。
そして私は女のくせに相変わらずである。家でクイックルワイパーをかけながら「ほんとースケベー 俺の頭―んなかー」と大声で歌う。
好きな歌を好きなように歌えないようなことがあるんだとしたら、男の人なんて自分の人生にいなくていいって思う人がいても不思議じゃないわと、あたしは思ったりします。