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令和怪奇画報の活動
皆さん、はじめまして。
昭和70年代、少年期に確実にひとつの文化として書店の棚に君臨していた怪奇児童書。あの曰く言い難い魅力を忘れられず、出版編集者の方々に何度か企画を持っていきましたが、新たな怪奇児童書が復活する事はありませんでした。
このままでは、見開き2ページに展開する、漫画とは違うリアル目なイラストに文章が添えられたあの文化が消えてしまう、あの様式を現代的にアレンジすれば現代においても立派な娯楽なり得ると信じ、2018年の夏頃から時間を作っては1枚、2枚と絵を描いてきました。2019年の春頃でしょうか、貯金が400万円ほど貯まり、書籍として現実に怪奇本を世に送り出せる資金として十分だと思い、夏には勤めていた仕事をやめ、【令和怪奇画報】の制作に没頭しました。
SNSでの多くの方々の応援もあり、当初の予定通り2020年の5月に「妖怪編Ⅰ」が完成し、ご好評をいただきました。続けて12月には「怪異都市伝説編」も予定通り完成しました。
「妖怪編Ⅰ」の完成時、早くも出版社や画廊などの方々に注目していただき、広くこの活動を知っていただく機会も得ましたが、当初用意した資金も底をつき、本の売り上げだけでは次の本が出せない状況が続いています。それでも、念願の怪奇画報が2冊出せた事、それがきっかけで月刊ムーの連載仕事をいただけた事など2020年は僕にとって最高に楽しい年だったといえます。無論、コロナウイルスの影響で個展の来客数の激減やライブストリーミング出演をお断りするような事などはありました。
ウェブサイトやPixvFanboxなどにも活動の経緯などの文章を書いて、皆さんに読んでいただいてはおりますが、より多くの方々にこの活動や令和怪奇画報の存在を知っていただくために、今回noteの方でも記事を投稿する事にしました。作画作業に追われ、頻繁に記事投稿はできませんが、この活動を心のどこかに止めておいていただけたら幸いです。もしご興味がありましたら、令和怪奇画報のご購入なども検討していただければ嬉しいです。
それでは、また次の投稿も宜しくお願い致します。読んでいただきありがとうございました。
北原功士
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