発達障害休職日記61│1/1・被虐待児が平常心を取り戻そうと試みる新年
1月1日(水・61日目)
この日記は、適応障害を起こして休職中の発達障害当事者が、特性とつき合う工夫やどうにもならないことへの向き合い方などを書き記しています。
発達特有の日常から読者の方に得るものがあれば嬉しいです。
今日は腹立たしいことがありましたが、なんとか少しでも平常心を取り戻す工夫をしたという日記です。
謹賀新年！ ニューイヤー駅伝！
8時に起床。
なぜならニューイヤー駅伝を見るから！
駅伝オタクなわけではないのに、ニューイヤー駅伝と箱根駅伝は毎年見てしまう。
箱根で覚えた選手が実業団でも競技を続けているのを見られて嬉しいし、年長の選手の生き様にもロマンを感じてしまう。
山の妖精・山本唯翔選手や、大学時代箱根の往路で無双したイエゴン・ヴィンセント選手が元気そうで安心する。
勝負はホンダと旭化成が最終7区の残り500mまで竸る好勝負。
最後まで飽きない展開だった。
ながら作業の刀剣乱舞イベント周回も捗った。
新年初イライラ～神様に邪なお願い
駅伝を見終わって、近所の神社へ。
目立って大きな神社ではないけれど、境内にキッチンカーが2台停まってクレープとコーヒーを売っている程度には盛況。
40分ほど並んで、ようやく出番が回る。
いつも通り「自分を好きになれますように、岡田以蔵さんが再評価されますように」とお願いしようと二礼してしたら……。
背後から突き飛ばされる。
なぜか後ろの老夫婦が、お賽銭箱の真ん中に陣取った私をどけたかったらしい。
手術後にしては案外丈夫だった私を挟んで、割り込んでくる。
普通頭を下げている人間を押すか？ 1分かそこら待てないのか!?
寒さで頭が回らず、反撃を試みようにも手術後でまともな抵抗をできる自信もない。
本来のお願いは頭から吹っ飛び、「こいつらの願いが無効になりますように」と念じてしまう。
中年女性一人だから舐められたのか、何かしらもう少し意志表示をすべきだった……と後から腹が立ってきたものの、神様の前で喧嘩を買うのも申し訳ないと思ってその場を離れる。
帰宅後もしばらくイライラしていたのだけれど、「悪いやつを神様は見てるんだよな」という気持ちの切り替えに成功した。
神様に祈る人をないがしろにして、私利私欲に走った連中を、神様が厚遇するわけがない。
そう思うことで、ひっそりと溜飲を下げる。
今日限定の御朱印が欲しかったとはいえ、やはり元日は引きこもるに限るな……と学習した。
それでも気分は悪いので、遅くても来週中に別の神社へ行くことにした。
ちょうど年始にFGOで高杉晋作ピックアップがあるので、それに合わせて松陰神社で触媒の力を借りつつ、しっかり神様と対話しよう。
甘酒ラテおいしい！
書き置きの御朱印をいただいた後、キッチンカーに並んで甘酒ラテを買う。
腹を立てた時には甘いものを摂るのに限る。
帰宅までに冷めてしまったので温め直して飲んだ。
甘酒の甘酸っぱさとコーヒーのほろ苦さがケミストリーを起こし、砂糖を入れなくてもおいしくいただけた。
1月限定なのもありがたさを呼び、先ほどの荒んだ気分が少しだけ薄まった。
帰宅後、エアコンと電気毛布と重ね着で暖かくしていたら寝落ち。
明日は駅伝のため、遅くても7時半には起きたい。
睡眠の不自由に負けず、楽しく駅伝を見たい。
今日の振り返りと明日の支度
今日やりたかったこと：
✔️駅伝➡︎寝落ちもせずに見られた！
🔺初詣➡︎他の神社でリベンジする！
今日の気づき：
☘️被虐待児特有の、『その場で何をされたかわからない』➡︎『思い出し腹立ち』をなんとかしたいな。
☘️そのために、自分へかける『落ち着きを取り戻すための言葉』『愛情を注ぐための言葉』をストックするとか。
例：「あなたは大事な存在だよ」「つらかったね、大変だったね。もう大丈夫だよ」など。
☘️「私はここにいていい」と、認めてあげたい。
虐待されたことへのケアを虐待された側が行うのはどうにも割に合わないけれど、ケアできる人間が自分しかいないというジレンマ。
今日のよかったこと／できたこと：
💮早起きして駅伝を見られた！
💮レトルトのお雑煮おいしかった！ありがとうカルディ！
💮腹立ちの気持ちをなんとか気にしないようにしようとしている。えらい。
手術後で、その場で喧嘩を買う元気がなくてよかった。
💮昨日(12/31)の日記を書いた！
悪いこともポジティブな方へ持っていくのが幸せのコツ。
明日やりたいこと：
💪箱根駅伝見る！ 寝落ちしないように！
💪初詣リベンジ。明日こそ岡田以蔵さんの再評価をお願いする。
💪買い物が面倒だからとパックごはんに頼るのをやめて、まともなごはんを食べる。
(野菜ジュースは糖分と塩分が多い。)
復職まで2週間を切ったので、三が日が終わったら通常運転に戻さないと。
最後に
ここまでお読みいただき、まことにありがとうございます。
被虐待児は、大人になっても常に加害を受けないかとビクビクして過ごしていると思います。
不意な他人の悪意にもどう対応すればいいのかがわからずに、頭が真っ白になる方もたくさんいるとお察しします。
子どもの自分が萎縮した後で、大人の自分が状況を把握して猛烈に腹を立てることも、覚えのある方は多いはずです。
腹の立ったことを反芻するのはあまり賢くないとわかっているのですが、受けてきた仕打ちのことを思えばしかたないとも主張したくなります。
虐待された側が傷ついた自分のケアをしなければならないのも割に合いません。
「1人で生きていくためにはやらなければいけない」とは言いたくありません。
けれど同時、「傷ついた私の中の子どもに優しくしてあげたい、と心持ちを変えることができればいいのかな……」とも思います。
幸せになりたいと、いつも思っています。
そのためには自分を好きになるのが近道だ、となったら、誰からも愛されず、顧みられなかった私という小さい子のためにしてあげたいです。
まだ働きかけにもあまり効果を感じられていませんが、少しずつ語りかけることでよりよくなると信じたいです。
自分を好きになれないと思っている方、好きになった方がいいとわかっているのになかなか気持ちを変えられない方、たくさんいらっしゃると思います。
ぜひコメントでつらいことを分かち合えれば幸いです。
スキやフォローもいただけたら喜びます。
お気に召した方は、またお読みにいらしてください。
いいなと思ったら応援しよう！
