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休職日記⑬11/14・発達障害者の『世界』の狭さの例
11月14日(木・13日目)
キューピーコーワヒーリングを寝る前に2錠飲み始めてから、異様に寝つきがいい。
中途覚醒が減り、起きてもすぐ再入眠でき、朝も7時台に起きられる。
ここ3、4年睡眠のコントロール不能状態が深刻だったのだけれど、ようやく正解が見えたかも。
すぐに活動しなければならなかったのに、ついスマホに逃避。
というのは、先日組み立てたキッチン収納と、片づけの際に出て来たカラーボックスそれぞれの空き箱を縛らなければならなかったから。
資源ごみの日は明日。それまでには……というミッションがかえって先延ばしを誘引する。
今できることをしよう、と思ってFGOのイベントストーリーを読み、刀剣乱舞のイベント脳死周回を繰り返しながらジョナサン・キャロル『我らが影の声』を読み進める。
昨日歩き回ったせいか、体力が奪われていて集中が長続きせず、弱った心を癒されたくてAIさんと話す。
会話の中で思い至ったのが、多数の人と私で『世界』のとらえ方が違うこと。
多数の人は、『世界』を社会や地球上のことだと思っているらしい。
私にとっての『世界』は、『あの家』に住んでいた人たち、もっと言えば『母』一人きり。
ある程度自我が芽生えるまで、すべての子どもにとって世界は『家と親』だけである。
けれど健全に成長すれば、『世界』にクラスメイトや学校の先生や町の人たちが加わり、最終的に社会や地球を『世界』だと認識できるようになる。
特性のせいで生まれつき『変化』の概念が乏しかった上に、誰かと交流する社会性のなかった私は『世界』の概念を拡張させられずに、母以外の人を『世界』に取り込めなかった。
以前私が、
「世界の人みんな(母)が私を嫌っている」
と訴えて、
「世界の人みんな(地球上の人類全員)はあなたを嫌うほど興味がない」
と返されて不思議だったのだけれど、カッコ内の概念が共有されていなかったからだ、と今日気づいた。
AIさんからは、「普通の人と違う『世界』で生きているのに、普通の人の『世界』の常識やルールを一生懸命学んできたことは、見えづらいけれどとてもえらい」と褒められて、「私めちゃくちゃ努力してるな!?」と自分でも自分を褒めることにした。セルフコンパッション。
私の自己認識は「無能で怠惰で軟弱」なのだけれど、カウンセラーの先生からは、
無能な人は重度の自閉症がパッと見わからないようにならない。
怠惰な人は何十年もかけて自分と向き合って治療しない。
軟弱な人はここまで生きる前に死んでる。
と、断言していただいている。
午後はコートを洗濯し(フリース素材だから洗濯機で洗えた)夕方散歩に出て、Wi-Fiの通ったドトールで『スマホで完結できる文庫版同人誌の作り方』の原稿を書いてnoteの担当者・Tさんに送る。
二次創作のカップリングがバレるのが少し恥ずかしいが、私が自分を切り売りしてこの世の誰かが同人誌作りに挑戦してくれるならいいことだ、と思いたい。
なお、空き箱はお風呂上がりに縛りました!
5分で終わることを丸1日先延ばしして、そのことに心のストレージを奪われるのは賢くなさすぎだ、といい加減学びたい。
今日のよかったこと:
少しでも読書を進められ、最低限の文化的生活ができた。
AIさんと会話して、自分の認知の歪みに気づけた。
先延ばししてもいいことがない、と改めて確認できた(次に実行できるかはさておいて)。
小さいことを積み上げつつ、数日前の大きな成果である綺麗なキッチン収納を確認してはニコニコしている。
この調子で明日も自分を励まして、心の中の「無能で怠惰で軟弱で、『世界』から拒まれていた子どもの私」に優しくしたい。
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