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本屋さん

最近、洋服を断捨離をするようになりました。
60リットルのポリ袋に数袋、捨てたんじゃないかと思います。

でもCDや本はなかなか捨てることができません。

本を読み返すことはあまりないんだけど、いつか読むんじゃないかって。
本棚に眠る本の背表紙を見るだけでも、その本を読んでいたころの思い出がほんのりと蘇る。そんなことがあるから捨てられない。

子供の頃は絵本。新美南吉さんの『手袋を買いに』は何度も親に読んでもらいました。
あるときに、僕が本を放り投げたことがあった。滅多に叱らない父親だったけど、あの時はめちゃくちゃ叱られました。

本屋って、そこにいるだけで楽しい。
仕事の帰りに、10分でも本屋に寄って本を眺めるだけでも、その日の疲れが取れたりする事もある。オアシスですね。

この前、本屋でこんな会話に出くわしました。

子 「ママ、本の香りがする」
母「うん、紙の香りがするね」
子 「⁉︎」

その子にとっては、本の香りと紙の香りって、別の物だったのでしょう。
子供の感性って、とっても鋭いですね。

本に対する気持ちって大切だなって思います。

いま読みたい小説は平野啓一郎さんの『ある男』。
少し前の作品ですが。
『マチネの終わりに』がとても面白かったから、この作品も楽しみです。


最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

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