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「普通の朝が、一瞬でパニックになった瞬間」

普通の朝が、一瞬でパニックになった瞬間

ある平凡な朝、私はいつものように目覚まし時計に負けて、重い腰を上げた。全く特別なことなんてない、いつも通りの朝だった。軽く朝食をとり、歯磨きをして、着替えを済ませ、さぁ今日も一日頑張るぞ!と思った、その瞬間だった。

鏡の前に立つと、何かがおかしい。…あれ?顔が、違う?

恐る恐る鏡を覗き込むと、目の下に大きな黒いシミ。え!?これは何だ!?パニックになった私は、ついに目元に異常が出たのかと思い、恐怖で顔を強くこすった。

その時だ。

「痛っ!なにこれ…」よく見ると、それはただのマジックペンの跡だった。昨日、ふとした拍子に落書きしてしまったのをすっかり忘れていたのだ。寝ぼけたまま鏡を見ていたため、パニックに陥ってしまったのだった。

だが、その日はそこからが本当の地獄の始まりだった。

出勤の準備をして家を飛び出したが、玄関を出た途端に雨が降り始めた。あわてて家に戻り、傘を探すも、どこにもない。何もかもがうまくいかない。傘は諦めて、タクシーを呼ぼうとスマホを手に取ったその瞬間、画面には「充電0%」。結局、タクシーも呼べずに徒歩でびしょ濡れになりながら駅に向かう羽目に…。

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