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SDGs って何に優しいんだったっけ?

コロナが少し下火になったようで少しずつ街にも賑わいが戻って来た。
朝の通勤ラッシュをはじめとした交通混雑は戻らなくても良いと思うのだがそういうわけにもいかない。

楽はすぐ慣れるというが、移動制限などと言っていた頃が懐かしくなるほど、渋滞にはうんざりしてきた。
交通網の整備とか時差通勤とか色々な対策はあるのかもしれないが、なかなか根本的な解決にはなっていない。

これはそもそも車の絶対量が多すぎるのではないかと考えるのだがどうだろう。

国や企業はSDGs とか言ってハイブリッド車や電気自動車、水素自動車などを売ろう売ろうとしている。

燃料消費の事だけを考えれば従来のガソリン車よりも少なくて済む(本当にそうなのか疑わしくもある)ようだが、車そのものの製造過程やエネルギー循環を考えたら、どんどん新車を製造するよりも今使っているものを適切にメンテナンスして長く乗った方が本当の意味で地球に優しいのではないか。

その他のことに関してもそうだが必要以上に作ろう、売ろう、換えようという意識でいる限りは本来の「地球に優しい」SDGs からはどんどん遠ざかって行くのではないだろうか。

ただ現代の資本主義の中でそれを変えるには根本にある意識を変える必要があるし、そうなればそれはすでに資本主義ではないのかもしれない。

SDGs を声高に叫ぶ人ほど本来の意味をはき違えている(意識的にそうしているのかもしれない)ようにも思う。 

こんな表面的な形だけのSDGs を推し進めるのであれば、そんなことはすでにバレバレなのだから、この際「地球に優しい」とか言うキャッチフレーズを「国や企業に優しい」というふうに変えてみてはいかがだろう。


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