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Q. 友達が山で採ったキノコをくれたのですが、食べても大丈夫ですか?

A. 確実に食用と判断できない場合は絶対に食べないようにしましょう。


年間、毒キノコを食べて食中毒を起こす人がどのくらいいあるか知っていますか?

それは、年間50~100人ほどにも及びます。

毒キノコは非常に毒性が強いものがあり、死者が出る可能性もあるとても危険なものです。
基本的には、お店で売られているキノコしか食べてはいけません。

自分で採取したキノコや知り合いからもらったキノコを食べるときは、キノコに詳しい専門家が食用と判断した場合でないと、安心できません。

例えば、食用キノコとよく似た毒キノコを紹介します。

「自然毒のリスクプロファイル:ツキヨタケOmphalotus guepiniformis(キシメジ科ツキヨタ属)」(厚生労働省ホームページ)から画像を使用


上の画像の右下にあるのが「ツキヨタケ」という毒キノコです。
ツキヨタケを食べてしまうと、食後1時間くらいで腹痛や嘔吐を起こし、救急搬送されるような事態になります。

ツキヨタケは、ムキタケ、ヒラタケ、シイタケ、といった食用キノコと非常に似ているため、間違えて食べてしまうという事故が頻発しています。

ツキヨタケは、断面の柄の部分を見ると根元に黒いシミがあったり、夜にぼんやり光るといった特徴があり、見分ける手掛かりになっていますが、決して簡単に見分けがつくものではありません。

キノコ採取歴が10年にも及ぶ人が、食用のヒラタケと間違えてツキヨタケを食べてしまい、食中毒を起こした例もあります。

次のように、毒キノコを見分けるための迷信が存在しますが、どれも嘘なので注意してください!!


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