見出し画像

少し贅沢な味噌ディップは、どうだろうか。

自分自身シニアということもあり、健康診断ではやれ血圧だ、コレステロールだと気にすることが年々増えてきた。

それは憂鬱なことである反面、同年代の仲間との間では良い話題にもなったりする。

簡単な味噌ディップと言うと、味噌とマヨネーズと砂糖だろう。好みでゴマというオプションもある。

自分としてはこのままでは、少し塩分油分過多が、気になってしまう。

そこで、味噌を同量の水切りヨーグルトで伸ばし、はちみつを入れるという味噌ディップだ。そもそも、ヨーグルトは酸っぱい。そしてマヨネーズも実に酸っぱい。ヨーグルトを使っても、味としては奇抜なことがない。油分をカットしつつ、ヨーグルトで倍量にしてしまえば、塩分も半分にできる。

  1. 味噌1(田舎味噌が良いと考えている)

  2. 水切りヨーグルト1

  3. はちみつ0.5

はちみつは、果糖とブドウ糖で出来ている。果糖は血糖を上昇させないため、砂糖より血糖値上昇も穏やかな特徴がある。

健康面での配慮は更にある。

味噌は発酵食品で乳酸菌が含まれる。味噌によっては菌が活きたままのものもある。ヨーグルトも乳酸菌を含む。はちみつは乳酸菌のエサとなるグルコン酸とオリゴ糖を多く含む。

とても健康的でいいじゃないか!と言うだけでは食事としては、心もとない訳だが、味もとてもいいのだ。

味噌が強いと塩味がきつくなりがちだが、ヨーグルトで倍量に伸ばすことで塩味がとてもまろやかになる。はちみつには食品の中でも、匂いのマスキング成分であるグルコン酸が非常に多い。これのお影か、味全体化が上手く、まろやかにまとまってくれる。
味噌の持つ良さと思う、野暮ったさがなく、大変に爽やかな酸味をまとった、味噌の風味と塩味が野菜との相性が良い。ヨーグルトが上手く洗練してくれている。

若干甘みがあるディップソース。
砂糖とはちみつの食べ比べ機会が多い筆者は、最近、はっきりと舌で味の違いが認識できるようになった。

砂糖は舌への当たりがきつく、そしてまとわりつき、舌から離れない。甘みのキレが大変に悪い。黒糖はその傾向が更に強い。
黒糖の旨味とコク、あの風味が好きな方も多いだろう。上白糖は旨味や香りもなく、ただ甘い。ただ甘いので他の食材の邪魔をしない。

甘さの違いは好みもあるとは思うが、キレの違いははちみつに一日の長がある。キレのいい甘さは口に残らず、最初感じた甘さは野菜を飲み込んだときには無くなっている。食べ終わりと同時に、口の中はさっぱりとしている。
高級な味わいと言っていいのだと思う。
甘さのキレについては、京都の方が詳しいと思うが。

お正月は、ヘルシーを盾に、爽やかな風味と甘さのキレをコタツで味わってみる、というのはいがだろう。




いいなと思ったら応援しよう!