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とっても簡単に学べるよ。ミツバチの一生。

レシピを作り出してから、レシピ用につくる食べ物が主食になっている養蜂場長です。英語で養蜂家はビーキーパーです。

今回は、ミツバチの一生についてです。

みつばちの郡には、嬢王蜂が1匹います。
女王は1日に1,000〜2,000程度の
卵を産むとされています。

生まれた卵は3日程度で羽化します。

まず3日

卵は有精卵はメス無精卵がオスで、嬢王蜂はオスとメスを産み分けます。オスの巣房の方がメス(働き蜂)の巣房よりもやや大きいです。卵の段階では、女王蜂も働き蜂も、同じ卵です。

生まれた幼虫は、
最初3日はローヤルゼリーで育ちます。

ここまで6日

巣房に卵が産み付けられると、若い働き蜂がローヤルゼリーを分泌して巣房にローヤルゼリーをためます。もし、女王が居なくなってしまうと、働き蜂は卵やローヤルゼリーしか食べていない幼虫を使い、新たな女王をつくるんです。

働き蜂の幼虫はその後3日、
花粉とはちみつの「花粉団子」を餌に育ちます。

ここまで9日

幼虫の期間はおおよそ8日間程度。5日程を花粉団子で成長して働き蜂の幼虫はサナギになります。

働き蜂は約12日間のサナギを経て、
成虫へと変化します。

ここまで21日

産まれた卵は、約21日で成虫であるミツバチになります。

成虫になった働き蜂の寿命は30日程。
最初は内勤として掃除等が大事な仕事です。
羽化から3日はお掃除担当。

羽化から3日

最初は飛ぶことができません。成虫になりたての頃は、やや白く見える産毛を沢山生やして、少しずんぐりとした体型です。

成虫になって〜10日の働き蜂は、
ローヤルゼリーを出すことができます。
子育てが得意です。

羽化から10日

嬢王蜂にもローヤルゼリーを与えます。

羽化8日〜16日までの働き蜂は、
ミツロウを出すことが出来、
巣作りや、はちみつを溜めて、
ミツロウの蓋をしたりします。

羽化から16日

ミツロウは背中と羽の間から分泌されます。ミツロウは10倍の量のはちみつを原材料に生み出されるとされています。

羽化から半月を超え〜24日
内勤から外勤に変わります。
最初は門番から慣れていきます。

羽化から24日

この頃になると、白っぽい産毛も無くなり、黄色くずんぐりとした働き蜂になっています。

羽化から20日を過ぎ、寿命が
残りわずかになった頃、
働き蜂は花へ蜜を集めに行く仕事をします。

羽化から20日以降

蜜蜂も、スズメバチも寿命の短い外勤の蜂が針で刺します。蜜蜂もスズメバチも内勤の蜂は大人しい蜂です。寿命が短い蜂から外敵に攻撃をしていくわけです。
ミツバチは寿命が近づくにつれ、毛が抜けてきます。黄色い部分が減り少し黒っぽく見える他、黄色がややオレンジになってきます。他にもずんぐりしていた体型がほっそりとスマートに細長くもなります。

こうして働き蜂は約30日の寿命を終えるのです。

巣房に蜜を溜めているイメージ

巣箱の中では口移しで蜜を渡します。ミツバチは蜜を蜜胃(そのう)に溜めます。ここでミツバチの持つ酵素を混じり合い、水分も減ります。一度巣穴に溜めた蜜も、移動させる時に蜜胃に入り酵素などと混ざり、水分を減らします。こうしてミツバチは花蜜をはちみつに変えて巣に貯蔵をするのです。

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