【本の要点まとめ】思考法に関する本
思考法に関する本の要点まとめです。
対象の本は以下になります。
・エッセンシャル思考
・ゼロ秒思考
・地頭力を鍛える
・出口汪の「最強! 」の論理的に考える技術
・具体と抽象
・考える練習帳
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エッセンシャル思考
エッセンシャル思考モデル
・考え方:より少なく、しかしより良く
・行動:やることを計画的に減らす
本当に重要なことを見定める
・結果:充実感。質の高い仕事ができる
・自分で優先順位を決める
・成功のパラドックス
頼れる人という評判を得る
⇒どんどん多様な仕事を振られる
⇒自分を成長に導く方向性を見失う
・選ぶ能力は誰にも奪えない。ただ、本人が手放してしまう
人は選ぶ能力を手放してしまう。自分で選ぶ力を身に付ける
・エッセンシャル思考の人は、大多数のことが不要と考える
ある種の努力はほかの努力よりも効果が大きい
・トレードオフ
何かを選ぶことは、何かを捨てること
見極める技術
・考えるためのスペースを作る
集中するためには、集中せざるを得ない状況を自分を置く。
・情報の本質をつかみ取る
ノイズの中からシングルを探す
語られないことに耳を傾ける
日記をつけてみる ⇒ より少なく、より良く。
現場を見る。知識をつける。
問題を明確にする。
・遊びを重視する
⇒選択肢を広げる
⇒ストレスを軽減する
⇒脳の高度な機能を活性化する
遊びは、それ自体がどこまでも本質的。
・睡眠をとる
自分自身という資質を守る
充分な睡眠が脳の機能を高める
・選択 - 最も厳しい基準で決める
絶対にイエスだと言い切れないなら、それはすなわちノーである
上位10%にだけイエスと言う。
捨てる技術
・最終形を明確にする
具体的かつ魅力的な戦略。本質目標。
達成をどう判定する。
・拒否 断固として上司に断る
勇気とは、プレッシャーに負けない品格のこと
好印象よりも敬意を手に入れる。
あいまいなイエスはただの迷惑。
・キャンセル
まだこれを持っていないとしたら、手に入れるのにいくら払うか
「もったいない」を克服する
・編集 剰余を削り、本質を取り出す
良くすることは、何かを削ること。
編集の4原則
1. 削除する
2. 凝縮する
3. 修正する
4. 抑制する
・線引き 境界を決めると自由になる
一度でも例外を許したら、そのあとは例外だらけになってしまう
しくみ化の技術
・バッファ - 最悪の事態を想定する
準備と計画に全力を注ぐ
見積もりは1.5倍で考える
・削除 仕事を減らし、成果を増やす
本当の障害を取り除く
成果を生まない努力をやめる。
1. 目指すことを明確にする
2. ボトルネックを特定する
3. 邪魔なものを取り除く
・前進 小さな一歩を積み重ねる
・小さな成功をこつこつと
・最小限の進歩を重ねる
・早く小さく始める
・進歩を目に目る形にする
・習慣
行動を引き起こすトリガーを知る
・集中
今この瞬間を集中する
目の前のことのみに集中する
優先順位をつける
本当に重要なことは何か。それ以外のことは全部捨てていい
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ゼロ秒思考
考えるためのヒント
・頭に浮かぶイメージ、感覚を言葉にする
・言葉の中心的意味と揺らぎをとらえる
言葉への感覚が鋭い人はコミュニケーション能力が高い
・「沈黙思考」「話すだけ」は難しい
思考があまり進むことはない
書きとどめて頭を整理する
人はゼロ秒で考えられる
・時間を書ければ考えが深まるとは限らない
・できる人、優れた経営者は即断即決
普段からその問題について考えて、アンテナを張っている
最善、最悪のシナリオを常に考える
・究極はゼロ秒思考
それができるような情報収集
仮説の制度を上げるための情報収集
・ゼロ秒思考はメモ書きで身につく
書くことで気づかない気づきがある
メモの書き方
・A4用紙を横置きにし
タイトル、内容4~6行、日付を書く
内容は、具体性が出るように20~30文字で書く。
・嫌なことでも、思いついたことを何でも書く
思いついた瞬間に書く
・メモを使いつくす
書いたメモの内容をタイトルとして、さらにメモを作成すると、内容がどんどん濃くなる。
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地頭力を鍛える
・頭がいい
物知り:知識人。What思考。
起点が利く:対人感性が高い。司会者やコメディアンなど。HOW思考。
地頭がいい:思考力が高い。プロ棋士や数学者。Why思考。
・地頭力の全体像
仮説思考・フレームワーク思考・抽象化思考
論理思考力・直観力
知的好奇心
・ネットが普及し、知識の量は意味がなくなってきた。
情報におぼれる人と、情報から考える力でさらに増幅させる人で、二極化が起きる。
コピペ族は情報におぼれる人。
・フェルミ推定
つかみどころのない物理量を短時間で概算することをフェルミ推定という。
フェルミ推定が面接試験の場で用いられた理由は二つ。
1. 質問内容が明確で、身近なもの。
2. 正解がない。純粋に考えるプロセスを問う問題。
これにより考える力を試すことができる。
フェルミ推定は、簡潔ながら、問題解決の縮図。
フェルミ推定で開発の工数や見積もりの練習をすると良いかもしれない。
・経験至上主義
自分の置かれた環境を実態以上に特殊だと思っており、他社から学べることはないと思っている。
処方箋としては、一般化や抽象化によって応用力を広げるという意識をつける。
・結論から考える仮説思考
コミュニケーションで一番重要なのは、自分が何を伝えたか、ではなく、相手に何が伝わったか。
会議を進行するのに、いきなり議題の説明から入ってはいけない。何においても目的の確認が最優先。
手段ではなく、目的から考える。
仮説を立てて情報収集することのメリットは、仮説を立てて目標感を高く持っていると、情報に対する感度が上がると言うこと。
前提条件を決めるとは、課題を定義すること。
実は課題を解決するために一番難易度が高いのがこの「課題を定義する」と言うこと。
課題が明確に切り分けられてしまえば、実はもう半分以上解決したも同然と言っても過言ではない。
仮説思考とは、今ある情報だけで最も可能性の高い結論を想定し、常にそれを最終目的地として強く意識して、情報の精度を上げながら検証を繰り返して仮説を修正しつつ最終結論に至る思考パターンのこと。
・全体から考えるフレームワーク思考
コミュニケーション上の誤解の大部分は、こうした座標系の無意識な違いによっておこる。
図解するのがうまい人は、コミュニケーションがうまい人。
相手と同じ座標で話すことを意識しているから。
逆にコミュニケーションが下手な人は、勝手に自分の中で想定したものの見方で相手の座標軸がどうなっているかなど全く気にせずにしゃべり続けていることが多い。
プロとはその道の絶対座標を持つ人のこと。
対象のものに対してマップを描ける人。
分類の行為をスムーズに行い、もれなくダブりなく、の箱のセットを用意するのがフレームワーク。
漏れなくダブりなくの箱の集合を毎回新たに定義するのは非常に難しい。
そこでよく利用されるのが、3Cや4Pといった世の中で使いならされたフレームワーク。
箱のセットを漏れなくダブりなく目的に合わせて活用できるように、最初から用意したもの。
・単純に考える。抽象化思考
そもそも抽象化して考えることがなぜ必要なのか。
限られた知識の応用範囲を飛躍手に広げるため。1を聞いて10を知る。
抽象化の概念が最も顕著に活用されるのが、物理や数学の自然科学の分野。
一見違うものに対しても、本質を見極めて、
単純化すれば、同一の原理を多数のものに適用して解を導くことが可能になる。
図形化の訓練をすると言うことは、モデル化の訓練そのものと言ってもよい。
単純に考えるというのは、深く考えないという意味ではない。
むしろ正反対。
物事を考えに考え抜き、つきつめた結果に到達した本質、
つまり、要するにそれは何なのか、という質問に対するシンプルな答え。
抽象か能力の高い人は、たとえ話がうまい。
一見異なるように見えるが、共通の特徴を持つ二つの事象を関係づけて、
一つに当てはまる事象がもう片方にも適用できるかということを考えて適用する。
・地頭力のベース
新たな概念を生み出すことへの貢献に関しては、むしろ論理と対比して考えられる「直観」の得意とする領域。
論理的とは「誰が見ても一貫してつながっている」ということ。
論理的思考とは、新しい発想でアイデアをだすクリエイティブなものではなく、守りのためのツール。
重要なのは、万人に理解される、ということ。
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出口汪の「最強! 」の論理的に考える技術
大切なのは知識・情報を保存することではなく、それらをアウトプットすること。
演繹法とは抽象から具体を導き出した方法、帰納法はそれとは逆。
ビジネスでも新しいアイデアを出す人は、帰納法思考ができる人が多い。
論理とは世界を整理する方法。
世界を「イコール」、「対立」の関係で整理する。
自然言語と人工言語。
自然言語は曖昧だけど、論理的に書かれたものは解釈は一つ。
自然言語は人が話す言語。
人工言語は数式とかコンピュータ言語。
感情語と論理語の違いは他社意識があるかどうか。
論理語を使えない人は、物事を整理できない。人にものを伝えることもできない。
頑固というのは、論理的思考にとって最も厄介。
一つのとらえ方しかできないから。
本来、論理力は他社意識が前提だから、柔軟なもの。
だから、考えが頑固になると論理的ではなくなる。
グローバル社会で必要なことは、他者を受け入れること。
イコールの関係を使って抽象を具体にするのが数学。
対立関係を使うことで、対象の物が目立って分かりやすくなる。
赤と白。
パラドックス(逆説)
急がば回れ。
アウフヘーベン
2者択一から、それぞれの長所を活かす方法を探す。
⇒弁証論。
メタ:超という意味。
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具体と抽象
・抽象化の最大のメリット
複数のものを共通の特徴を持ってグルーピングして同じとになすことで、
一つの事象における学びをほかの場面でも適用することが可能になる。
一を聞いて十を知る。
具体レベルの個別事象を、一つ一つバラバラに見ていては無限の時間がかかる。
一切の応用が利かない。
・たとえ話
具体 ⇒ 抽象 ⇒ 具体
という往復運動による翻訳。
・目的
目的一つに対して手段は複数。
目的はつねに、さらに抽象度の高い上位目的が存在する。
・会社において
変えるべきでないのは、哲学や、基本方針などの抽象度の高いもの。
それを具体的に実現する手段は、臨機応変に変える必要がある。
・実務家は具体的な行動を好む
学者は抽象を好む
人に仕事を頼むとき、その人の好む自由度の大きさを考慮する。
・短絡的思考
具体の世界で一つのサンプルを見て○○な人は××な人、と結論を出すこと。
・大きな方向性や将来のビジョンを決定する上でも
必要なのは「抽象か能力」
・抽象化して話せる人は、要するに何なのか?をまとめて話すことができる。
・起業はある意味最上流の仕事
不確実性の高いフェーズなので、失敗がつきもの。
具体レベルで失敗ととらえていると、立ち直るのが難しい。
・賛否両論
否の大部分は、理解できない、から来ている。
・抽象化思考を高めるには
多種多様な経験を積むこと。
本や映画、映画を鑑賞するなど。
疑似体験して、視野を広げること。
・数学が役に立たない
という発言をしていると言うこと自体、抽象化の学習が失敗していることを意味する。
抽象レベルでみれば、数学の考え方はどんな職業の人にも毎回必ず役に立つはず。
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考える練習帳
一般の的に、新しいアイデアを生み出せる人は、
他の人よりも日常生活で「不満を多く感じる人」と言える。
・無知の知
ここが一番ハードルが高い
考えることは、純粋に自主的な行為であるため、考えている人と考えていない人の差は、そもそもかんがえる姿勢を持っているか=目が開いているか
が大きい。
そのために不可欠なキーワードが無知の知
無知であることを知っていることが重要
謙虚であること。
⇒知れば知るほど分からなくなる。
・考えるとは、疑ってかかること
・思考力の世界では、知らないことが強み。
知識は知っていることが強み。
・考えるとは常識という言葉を使わないこと。
・世の中には、正解を求める人であふれている。
・意見は聞いても、アドバイスは疑ってかかること
・考えるとは自分から動くこと
知識は受動的。
考えるとは、他者から強制することはできない。
自分の頭で考えられるように教育する。
・考えるとはもやもやに堪えること
考える世界においては、頭の中が完全にスッキリすることはない。
・戦術と戦略の違い
戦術は、いかに戦いに勝つか。
戦略は、そもそもいかに同じ土俵に持ち込まないようにしてしまう。
これが考えること。
考えるとは、戦わなくて済ませること
・考える人は聞き上手
よくしゃべる人は、会話がアウトプット中心。
自分の知っていることが話題の中心。
実は考えることも学ぶことができていない。
・手段の目的化は思考停止の証拠
・人間の知的能力の源泉は、
1つの経験を知識として積み重ねることで、それを応用させること。
・考えるとは、共通点を探すことともいえる。
・具体的に説明されないと理解できない、というのは、典型的な思考停止。
逆に説明する側からすると、自らの主張を具体的にかみ砕いて話すことは重要。
・考えるとは
要するに、とまとめるために枝葉を切り捨てる。
・全体を俯瞰して計画する場合に必要なのは、
論理的に考えること。
それを実行して人を動かすのは、感情。
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