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受講生から学ぶもの

普段仕事では講師として受講生にプログラミングを教えている側なのですが、受講生から教えてもらう事も意外と多いです。

正確には、教えてもらうというより、受講生と接していることで新しい発見をすることが多いと言った方が良いかもしれません。

特に、受講生と接していて初めて知ることが多いのが、ショートカットキーやツールの機能についてです。

普段からPCを使って仕事をしているので、ショートカットキーはそこそこ知っているつもりですし、普段からよく使うツールなら、最低限必要なショートカットはできるだけ覚えるようにしています。

また、普段から受講生には、面倒だと思った作業に関してはショートカットキーを調べて使ったり、面倒な作業を解決するツールや機能がないか調べてみるように教えています。

ただ、当たり前ですが人間はみんな感じ方や価値観がバラバラです。
面倒だと思う作業、こういう機能があったら便利だなという発想が一人一人みんなバラバラです。

そのため、よく使うショートカットキーや、よく使う機能も人によって個性が出ます。

そして色々な人の操作を眺めていると、「そんなショートカットキーがあるのか」とか「このツールにそんな機能があったんだ」と、新しい発見が色々とあります。

受講生同士が知識を共有できる仕組みを

こういった光景を見ていて思うのは、それぞれの受講生が持っている知識をうまく集約して全員で共有することができれば、お互いが効率よくいろんなことが学べそうだということ。

私自身がもっと多くの知識を身に付けて、もっと多くのことを教えれるようにしろと言われればそれまでですし、実際もっと知識は身に付けなければいけないかもしれません。

でも、せっかくたくさんの受講生が同じタイミングで集まっているのなら、お互いで知識を共有して刺激し合う方がモチベーション的にも良い影響を与えられるような気がします。

以前新人研修をしたときに、「用語集」という名目の掲示板を作成して、受講生同士で情報を共有させようと試みたことがありますが、結局ほどんど利用されることなく終わってしまいました。

知識を共有させるという試み自体は良いものだと思っているのですが、有効に使うには、使い勝手や仕組みをもっと工夫する必要があったと思っています。

例えば、
・毎日その掲示板の情報を確認することをスケジュールに組み込んで習慣化する
・多くの情報を提供した人、もしくは多くの人が有益だと思った情報を提供した人には何かしらのインセンティブを設ける

などです。

うまく活用できれば、受講生同士で便利な知識の共有ができつつ、講師自身も色々な学びができそうです。

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