【本の要点まとめ】プレゼン・伝え方に関するの本
プレゼンや伝え方に関する本のまとめになります。
対象の本は以下の通りです。
・一生使える見やすい資料のデザイン入門
・プレゼン上手の一生使える資料作成入門
・1分で話せ
・伝え方が9割
・1分間で信頼される人の伝え方
・スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
・僕たちはどう伝えるか
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一生使える見やすい資料のデザイン入門
・文字を読ませない、視覚で伝える
・文字を少なくし、図や写真を重視する
・原色は使用しない
無駄な要素は省く
箇条書きをしない
・1スライド1メッセージ
情報は凝縮する
・体言止めで短く強く
見やすくデザインする
・文字の装飾は「太字」「大きく」「下線」「色変更」
フォントは、和文はメイリオ、欧文は、SegoeUI
ただし、シーンに応じて、ゴシック、明朝を使い分けることも大切
・行間は適度に広げる
改行は言葉の固まりと長さ。
文字間は狭すぎても広すぎてもダメ。
・文章も図形も縦横にきっちり並べる。
グリッド線を使用する。配置機能。
・縦配置は順序関係
横配置は並列・比較関係
・色はできるだけ少なく
使い方を統一。
ベース、メイン、アクセントで色を3つ決める
よく使う色は設定
スライド資料ではほんの少しくすませる。
・スライドごとにキーワードを見つけて強調
基本は「太字」
長文は「下線」
数字は「大きく」
単位は「小さく」
スライド全体のデザイン
・ベースデザインを作る
スライドサイズは4:3を選ぶ
・スライド番号は見やすい位置に
・配置とフォントは事前に設定しておく
・インデントを調整する
見栄えを良くする
・極端に大きくする
・四角形に文字を入れる
・矢印は複数使わず一つで見せる
・注釈には「正方形/長方形」の吹き出しを使う
・流れはフローチャートでビジュアル化する
・グラフでは自分の説明したい個所を見える化する
・棒グラフでは縦軸を使わない
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プレゼン上手の一生使える資料作成入門
・伝わる資料は「相手ファースト」。
相手のメリットを提示する。
機能の紹介ではなく、その機能を使うことによる相手のメリットを提示。
・資料作成は下準備が命
いきなり資料作りを始めない。
・メモを使ってスライド一覧を作る。
・提案は「課題・解決法・結論」のワンセット
・流れを止めてしまう情報は「補足」にまとめる
・本編の資料は10枚までがお勧め
・箇条書きの言葉は短すぎず、長すぎず
・カタカナ言葉は多用しない
・読み手を迷わせないスライドタイトルを付ける
・伝えたいこと別レイアウト4パターン
1. 解決策とその方法 + メッセージ
2. 従来 ⇒ これから + メッセージ
3. 並列要素(ビジュアル) + メッセージ
・1スライド = 1トピック
・余計な「目盛」「数値」「単位」は極力カット
・グラフ
ポジティブな数値の増減は、棒グラフ
複数の変化は折れ線グラフ
・言葉と色のイメージを一致させる
・色の濃淡で情報に序列を
・ルーラー・グリッド・ガイドを有効活用
・スマートガイドは必ずオン
図形を合わせやすい
・スライドマスターで、デザインをまとめ作成
・動くスライドは、画面切り替えを活用
・同時に動かすオブジェクトはグループ化
・ダイナミックコンテンツで簡単に動画作成
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1分で話せ
・人は、相手の話の80%は聞いていない。
人に動いてもらうには
1分で話せるように話を組み立て、伝えよう。
1分でまとまらない話は、結局何時間かけて話しても伝わらない。
伝える前の整理
・伝える相手はどんな人か
立場
興味
自分に求められていること
テーマについて理解していること
何に対してネガティブか
・ゴールは何か
・ピラミッドで主張と結論を整理する。
主張(結論)をてっぺんにもっていき、
その下に根拠を置く。(3つ程度)
事実やデータは結論ではない。根拠。
考える=自分の中にあるデータや自分の外にあるデータを加工しながら、結論を導き出すこと。
結論と根拠は意味がつながっているかが大事。
「~だから、~である」という文章が成り立つか。
いらない言葉はなるべく削る
・「基本的に」
・「先に述べたように」
・「の観点で」「を念頭に」
話が伝わらなくなる4つの話
・プロセスを話す
・気を使いすぎる
・自分の意見とは違うことを言う
・笑いを入れる
通じないときは、前提を揃えておく
・こんな事例において
・今の時代において
・このコミュニティで
・言葉もスライドも「スッキリ」が鉄則
・グラフにするのは基本
・スライドは読まずに頭に入ることを目指す。
・50人程度に話をする場合は、最低のサイズは32ポイント。
・中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない。
ピラミッドは3段で作る
・結論
・根拠
・たとえば(事実)
人前で話すときの4つのポイント
・視線:しっかりと聞き手を見る。
・手振り:多少、動きをつける
・声:「相手と対話するように」声を届ける
・間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く、間をとってみる。
・自分の存在をかけるくらいのつもりで、聞き手に伝える。
これから伝えようとしていることは、自分が一番詳しいし、自分はその
コンテンツに1番自信を持っているし、1番好きだ
くらいの気持ちで聞き手にぶつけることが大事。
・言葉にイメージを持てば、トーンは自然に変わる。
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伝え方が9割
・確率0%をアリに変える
「この領収書落とせますか」
⇒「いつもありがとう。山田さん、この領収書落とせますか」
感謝する言葉に人は否定しにくい。
名前を言われると、人は答えたくなる。
・イエスに変える3つのステップ
自分の頭の中をそのまま言葉にしない
相手の頭の中を想像する
相手のメリットと一致するお願いをする
・デートしてください
⇒うまいパスタの店と、フォッカチオの店どちらがいい?
選択の自由
・あなた限定
・チームワーク化
相手がめんどくさいと思っているとき
⇒一緒にやろう
・「お願い」は、あなたの言葉ではなく、あなたと相手の共作
・強い言葉をつくる技術
!をつける
そうだ、実は、などをつける
スタート地点を下げ、言いたい意味にギャップをつける
自分の体の反応を赤裸々に言葉にする
リピート法
⇒相手の記憶に刷り込ませる
クライマックス方
⇒これだけは覚えてほしいのですが
・メールは感情30%増量でちょうどいい。
語尾に感情を加える。
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1分間で信頼される人の伝え方
・「一言でいうと?」で考える
・「三つに絞る」と話しやすい、聞きやすい
・先延ばしがなくなる「二段階連絡」
・「一番○○なのは・・・」記憶に残る答え方
・信頼される人は「おまけ情報」を渡す
・人前で話すときに大事なこと
一番大事なのは自信
・こちらの思いが伝わるような表情やジェスチャーを見せることで、相手の心を動かし、伝達力を高めることができる。
・研修後に受講者からアンケートを取るようにする
・今の説明で、ご理解いただけましたか?
・分かりにくい点はなかったでしょうか?
のように具体的に聞く。
・「どんな人にとってもわかりやすい」というのはあり得ない。
・「一つのスライドには一つのメッセージ」が基本
・コミュニケーション能力の高い人への研修は
質問を盛り込みながら話す
受講者同士のワークを増やす
ジョークで和ませる
などコミュニケーションを取る機会を多く作る
・他人と接するのが苦手な人への研修は
一方的な説明をする。
相手を信頼する理由
・自信がありそうだから
・短文で言い切る
・キーワードを強調する
・スマイルで話を始める
・質問や対話を用いて、相手の共感やリラックスを構築しておき、ここぞというときに一言で言い切る。
・まずは賛成か反対か
結論を冒頭に話し、大きな理由は3つあります。1つ目は、、、と続ける。
・3つに絞ると、聞きやすいし話しやすい。
意図的に絞り込みを行うことで、ただ思いつくままに感想を述べるよりも、はるかに話が伝わりやすくなる。
・いまどこの話をしているのか、という現在地を明確にする
・あらゆる場面で、話の構成を意識する練習をする。
・相手のメンツを守るひとこと
もしかしたら相手は知らないかも、と思ったときは、フォローの一言を先に言っておく。ご存知かもしれませんが。
・状況によっては「はっきり話さないほうがいい」ケースもある
どうすれば最小限の言葉で伝わるかも考えてみる。
省エネ話法
すみません、○○駅には...(どうやって行けばいいですか?)
・室温、広さ、景色など
相手の気が散るポイントをつぶす。
・こちらの話している内容についてよく考えている人は、難しい顔をしている
あまり考えていない人ほど、それを見透かされるのを避けるため、聞き手に対するスマイルや頷きが多くなる。
・謝罪
謝罪は「すぐ伝える」のが鉄則
きちんと相手の目を見て、語尾まではっきりと発音することで、こちらの誠実な気持ちが伝わる
・相手の話にプラス1
相手より一言多く話すことで、こちらがより丁寧に接していることを示す。「おはようございます、冷えますね」など。
・「この人はどんな情報を必要としているのか」を常に考え、それを会話の中に落とし込んでいく。
・少人数の場合は、人間関係重視。好かれることを忘れてはいけない。
・大人数では、人間関係よりスキル重視。
・目の前にいる相手が少人数での交渉事では、
お互いに対するかのジュが強く影響するため、「その人=話の内容」といっても過言ではない。
・日ごろからいい人間関係を作るために、相手に対して好感を持つ。
・プレゼン・会議・スピーチ
リハーサル大事
・伝え方のゴールは、人を動かすこと。
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スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
・ジョブズも納得がいくまで練習を繰り返している
・念入りに準備と練習をしなければならない
・本当に売り込みたいものは何か?
モノではなく、そこから得られる価値とは何か。
・全ては紙と鉛筆からスタートする
聞き手に訴えるのはストーリー。スライドではない。
スライドに箇条書きはいらない。文字はほとんど登場しない。
パワーポイントを開く前に、ストーリーを考える。
・デモを組み込む
・スライドはストーリーを補うものにすぎない。
・ユーザーが最も気にかけていることに答える。
なぜそれが必要なのか。
具体的なメリットがイメージできるかどうか。
バズワードを入れない。
だれでもわかる言葉で説明する。
選んだポイントを、資料などで何度も繰り返す。
・ジョブズの話し方には情熱がある
それには、大好きなことを見つけて、自分の仕事が大好きだと信じてやる
・偉大なリーダーとは、人々をより良い未来へといざなう人
・大好きなことをする。そうすれば、お金はついてくる。
・本当に売りたいものは何か
モノではなく、顧客の暮らしをどうするか。そのに情熱を見出す。
自分だけのパッションステートメントを作る
・ヘッドライン
ツイッターで呟けるだけの文字数でヘッドラインを作る
ヘッドラインを核に製品を作る。
プレゼンでもそのヘッドラインを何度も使う。
そしてヘッドラインで締める。
製品やサービスのビジョンを表すヘッドラインを作ること。
・ロードマップ
3点にまとめる
ヘッドライン、導入、3点、結論で話す。
・3点ルール
とにかく様々なスピーチで3点が好んで使われる。
3つにピックアップしていく。
・敵役をつくる
これは問題提起。
敵役を作り、そこに対する解決策として提示する。
解決策を提示する前に、まずは問題を提起する。
どの問題を解決しようとしているのか、に注目する。
・正義の味方を登場させて、敵役と退避し
解決させる。
・洗練を突き詰める
箇条書きよりも絵を使う方がずっといい。
何でもスライドに書いてしまうのはプレゼンターとして怠惰でしかない。
ジョブズは、スライドだけでなく、喋りにも無駄がない。
長々とした文章ではなく、ツイッターでも使えそうな文章を使う。
・数字を活用する
聞き手の暮らしに密着した情報として変換し、数字をドレスアップして伝える。
・キレのいい、シンプルな言葉を使う。
コピーの文句をすっきりさせる。
顧客が営業部隊。口コミで伝えたくなる言葉。
・ステージを用意する
顧客に感謝する。
顧客に試験してもらう。
顧客からの推薦の言葉をプレゼンテーションに混ぜ込む。
・プレゼンにデモを組み込む
デモは計画の段階で組み込む。
そして全力で取り組む。
観客を巻き込む。
魅力的なデモを考える。
・うっそー!な瞬間を演出
人は言った事、聞いたことは忘れるが、感じたことは忘れない。
予想を大きく外せば外すほど良い。
・存在感の出し方
アイコンタクト
アイコンタクトがない人は、自信がないように感じられて、リーダーの素養がないように感じられる。
スライドがビジュアルだからこそ、アイコンタクトが取れる。
開いた姿勢
腕組をしない。
手をよく使う
身振り手振りを使った方が、考えがまとまり、良いプレゼンテーションができる。
しゃべり方
抑揚、間、声量、スピード
・簡単そうに見せる
ジョブズのプレゼンの秘訣は、1日何時間もの練習を何日もしているから。
自然な話し方をしたければ、練習は必ず必要。
ビデオでの練習のポイント
アイコンタクト、つなぎの言葉、アイコンタクト、ボディランゲージ
エネルギーを出す。
壇上であがらないようにするには練習するしかない。
1,2に練習、3,4がなくて、5に練習。
・服装
服装は、こうありたいというリーダーと同じ格好をする。
リーダーは他の人よりも少しだけいい服装をする。
場の文化に適した服装にする。
・台本を捨てる
最初は、パワポのメモに書く。
そのあと、キーワードだけを残して台本を捨てる。
メモを気にすると、プレゼンテーションの邪魔になる。
・楽しむ
計画通りにいかなくても、失敗と認識しないこと。
謝らない。その場を楽しむ。
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僕たちはどう伝えるか
・豊臣秀吉は、「プレゼンの力」を使って天下を取った。
・プレゼンは敵を減らし、仲間を増やす。
夢をかなえるための必須技術。
夢はプレゼンで必ず叶う。
・「何を伝えるか」よりも、「どう伝えるか」の方が圧倒的に大事。
・「話を聞いてもらえますか」そう言って注意を引き付けた時、
そのときの自信のある顔や落ち着いたたたずまい。
それこそがプレゼンな。
開始10秒で観客の心を「つかむ」。
それができなければ、そのあとは長く苦しい戦いを強いられる。
・どうすれば言葉を適切に届ける意識を持つ。
言葉を投げる方向をしっかりと見る。
守ってほしいことは、絶対に、原稿を読んではいけない。
頭を整理するために原稿を書くのはいい。
だが、しゃべるときには絶対に持ち込んでいけない。
・「難しい」「長い」は最悪。
「簡単」「短い」が最高。
簡単で短い内容にするためになにを心掛けるべきか「あらかじめ制度を設けておく」ことをおすすめする。
10分に収める、と最初に時間をきめてから内容を作る。
・日本人は特に自信のある人をたたく傾向にある。
それは、「自信がある」のではなく「自信過剰」だから。
根拠のある「適度の自信」を持つ。
謙虚に見せかけた「言い訳」を慎む。
・先に中身を全部言う。
全体が見えて、自分へのメリットが分かると、信頼関係が生まれる。
プレゼンとは話し手の「作品」ではない。
聞き手との「共同作業」である。
・緊張
緊張には、いい緊張と悪い緊張の二種類がある。
いい緊張は、しっかり準備したのだから失敗したくない、という緊張。
悪い緊張とは「あんまり準備しなかったから失敗するかもしれない」という緊張。
いい緊張は、本番直前にピークを迎える。
だが、本番に入るとその緊張は収まっていく。
・紙資料の事前配布はしない
聞き手も、原稿や資料を読んでいたら言葉を受け止められない
どうしても資料を見せたいときは、自分だけが持つ。
そして自分のタイミングで見せる。
・プレゼンソフト
多くの人が、その使い方を誤解している。
あれは、徹底的に紙芝居。
一発でわかるビジュアルだけを載せていくべき。
大量の文字を載せてはいけない。
教科書を閉じて、俺の話を聞いてくれ
ノートを取らなくてもいいぞ、後で、要点をまとめたプリントを配るからと伝える。
・大事なところは小声で。
まずは基本的には大きい声ではあ成す練習をしなくてはいけない。
大事なところは、静かに言うべき。
まずは大きな声でハイスピードにしゃべって惹きつける。
そのあと、小さな声でスローにひとこと言って、内容を届ける。
・歴史の使い方
現在と過去の共通点は感動の宝庫
裏付けにとても有力なのが歴史。
歴史を勉強する意味は、現代と照らし合わせて考えられるようになること。
・プレゼンの習慣
同じお勧め作品をいろいろな人に進めてみる。
どんどん慣れて上手くなる。