欅箱推しの娘を持つ父は欅にこじつけるネタがそこそこ有る説(渋谷川編)
・古川橋から恵比寿橋まであっという間に着いちゃう。って歌われる行程は徒歩だとそうねえ30分強。歩道もちゃんとあるけど、残念ながら道筋の大半で川の上を首都高2号線が走っていて、交通量も多いので情緒のカケラもありません。いや父親ってそういうことを言いたがる生き物だよねって顔をしなくてもいいじゃない。もうちょっと聞いてくれ
・古川橋から西、渋谷方面に向かうと次が新古川橋。四の橋、五の橋、狸橋って車が通れない小さい橋を経て、その次が天現寺橋って交差点もある大きな橋ですけど、この天現寺橋までの川の名前は、渋谷川ではなく古川です
・天現寺橋から渋谷側がようやく渋谷川で、つまり今泉小林のふたりが歩く行程の3分の2は古川。君は知ってるかいふーるーかわーって。と歌うのが正しいわけです(歌いづらい)
・歌に「他愛ない話をしてバス通りを歩きながら」ってあるね。この明治通りを走ってる都バスといえば、まあ「品97」「都06」のどっちかなんですけど、古川橋からバスが南に折れる品97は、川の流れから離れる。
一方の都06は、古川橋から北に向かう古川と同じ方角。三の橋、二の橋、一の橋と順に新橋へ向かうので、こっちのバス通りを歌ってると思うわけよ。
ちなみにこの一の橋交差点は麻布十番
・それでね、そもそも麻布十番に居たら歩かずに地下鉄に乗るじゃないですか。つまり一の橋と古川橋の間が、この歌のスタート地点ではないか。どうですか、父のこの名推理
・一の橋と古川橋の間には何があるか。ここからですよ興味深いのは。二の橋バス停のそばからのぼる坂の上にはオーストラリア大使館があるんですけどね、そこの坂の名前をなんていうか知ってます? 日向坂っていうんだこれが(ひゅうがざか)
だから何。ってそんな顔されてもお父さんもそれ以上の話はないんですけど。
渋谷川は文科省唱歌「春の小川」の上流のことっていわれてるよ。とか、渋谷川の水源は新宿御苑の池だよ、とかそういうクラシカルなエピソードもあるにはあるけど、どっちかというと日向坂の話のほうが「へー」ってなるでしょ。ならない? いや、なるわ!