年末太り?正月太り?自分の体型を計測してみた
年末年始、皆様いかがお過ごしだったでしょうか?
クリスマス、忘年会、お正月、新年会と、仕事や学業の日々から暫し離れた時間を過ごせたのではないでしょうか。
一方、気の緩みは体型にも表れてしまうのが現実。私も12月に入ってから着々と肥えていく自分のお腹に恐怖を感じておりました。
そこで今回は、普段体重計にすら乗らない私が、年末年始にかけての体型の変化を計測した結果をご紹介できればと思います。
(文:中年太りの現実から目を背ける 開発職 O)
■計測手段
「どのようにして体型を計測するか」ですが、残念ながら現状弊社製品のラインナップには体型計測システムはご用意できていません。
しかしながら、実は弊社製品の「姿勢計測システム ShiseiCam(シセイカム)」は、人体やモノの「形状」を立体的に計測して様々な判定を行っているシステムなんです。
特にShiseiCamのレポート内にも載っている、背中の起伏を色で表現した画像(下記画像)は、まさに人の身体を立体的に計測しているからこそ生成できる画像といえます。
この時、システム内部では点群データと呼ばれる「形の情報」が計測されており、点群データ用のビューア(今回はCloudCompareというフリーソフトで表示しています)で開くと下記画像のように立体的に閲覧することができます。
今回はこの形状計測の技術を活用して計測してみることにしました。
■計測内容
おそらく「正月太り」してしまうだろうという予測の元、
Before: 12月27日に1回目の計測
After: 1月19日に2回目の計測
を行いました。
また、同日内に参考情報として体重計測も行っております。
この計測はBeforeとAfterで、いかに姿勢などの条件を合わせられるかが重要になりますが、今回は下記画像のように壁を背にする形で立ち、壁面上の線の上に踵、腰、背骨、後頭部を合わせることで別日でも同じ姿勢が再現できるように試みました。
一般的なウエスト計測の際も同様ですが、一度息を大きく吸い込んで吐き切った後の状態で撮影しております。
■結果
BeforeとAfterを比較した結果は以下の通りとなりました。
変化の分かりやすいウエスト周辺を、いくつかの視点でご覧ください。
なんとAfterの方が見た目に明らかに痩せているという結果になっております。
正面から見た点群の中に白い線が見えるかと思いますが、これは壁を基準にして身体の厚み1cmごとに等高線が引かれています。
それを踏まえてもBeforeで大きく盛り上がっていたおへそ回りが、Afterでなだらかに変化したことが分かります。
また、それを裏付けるように体重計測の結果としても年末に比べて年始の方が1.5kg痩せています。
■分析
自分でも薄々感じてはいたのですが、これには理由がありました。
第一に、年末の時点で家族や友人とのクリスマス、忘年会が度重なり「既に平常時よりかなり太ってしまっていた」事
第二に、正月は子供の体調不良などで元旦から病院へ駆け込んだりと、「ゆっくり休めた」という状況ではなかった事
等々の理由が挙げられそうです。
■まとめ
体型という流動的なものを計測して観察する場合、計測タイミングに結果を大きく左右されることが分かったので、以降同様の実験を行う際には気を付けたいと思いました。
一方、今回ShiseiCamの技術を活用して、簡易的に形状計測を行うことができました。結果としても体型の変化を視覚的に感じられてよかったです。
研究等の業界では数値による客観評価が重視される一方で、「体型」という個人の気持ちやモチベーションが重要なテーマにおいては視覚的な形状の変化は価値があるように思いました。
もちろん、作りこむことで数値的な客観評価につなげていける可能性もあるかと思います。
ShiseiCamの付加価値として、あるいは体型計測システムなどに御興味があれば、是非弊社までご相談ください。
■本記事の関連製品
○姿勢計測システム ShiseiCam
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