小さな望遠鏡(口径60mm)でやっている事。
9月、うちに来てくれた小さな望遠鏡(口径60mm)が稼働しつつあります。主に自宅アパートの狭いベランダ(幅75cm)にて南東~南西の狭い範囲の空を眺めています。JR駅が目の前にあり、パチンコ屋もあるなど、光害が多くて星を見るにはなかなか厳しい場所であります。
星を見ようと、街灯りが少ない場所へ移動するのもひとつの方法ですが、いくら暗い場所であっても月明りには無力です。そう…「月明りがある夜に楽しむ事を自宅でやれば良いのでは?」と開き直ればどうなるんだろう、そう考えました。
月明りがある夜に見る物…惑星、月、二重星、星食(掩蔽)。
これらの天体が、季節や時間帯にもよりますが南東~南西にあれば、見て楽しめるのではないか?と思いました。
さらに、幅75cmのベランダでは、大きめ・長めの望遠鏡だと壁や手すりに当たって見られる空が極めて少なく、現実問題として「使えない」望遠鏡となっております。小さな望遠鏡(口径60mm)はベランダで使える望遠鏡なのです。
狭い空ではありますが、これまで見てしまった天体は次の通りです。
木星・土星・月・星食(おひつじ座δ星の食、みずがめ座ψ1星の食)、二重星(みずがめ座ζ、みずがめ座94番星、みずがめ座107番星、うお座55番星、)、球状星団(M30)
小さな望遠鏡(口径60mm)で出来る事。まだまだこれから見たい物はたくさんあります。”小さいから見えないでしょ?”って言われる事もありますが、「小さいからこそ使える」と言う事を発見していく楽しみ方だってあるんですよ。