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接眼レンズのあれこれ。(次のステージへ)

小口径屈折望遠鏡と中口径反射望遠鏡に使用している接眼レンズについて、運搬/保管と重量/使い勝手から、いわゆる「アメリカンサイズ(31.7mm径)」の物をメインに使用しています。私の場合、高価な超広視界の物も揃えず、見易い視界(みかけ視界50~60度)や中心部分の像質がある程度良い物を使う傾向があります。

特に中口径反射望遠鏡(口径130mm)の望遠鏡は前後のバランスを均等にして使うフリーストップ式経緯台であるため、120g~180gの個体を意識して選んでいるのも特徴の一つです。

その様な中、昭和の時代に主流であった「ツアイスサイズ(24.5mm径)」の接眼レンズも使っており、みかけ視界は狭いものの、軽量/小型でそこそろちゃんと見えますし、ヌケが良くて時折ハッとさせる像を見せてくれる接眼レンズがあることも事実です。

具体的には、惑星の模様が濃く見えるものや月の煌めきが強調されて見えたり、みかけ視界の狭さからくる没入感が強かったり。個性がある見え方をする物が多く、「この天体をあの接眼レンズで見るとどう見えるんだろう?」と思うことが良くあります。

新しい設計の接眼レンズだから良い物。とか、古いからもうダメ。とか、高価な物だから良い。とか、安価だから良くない。など、接眼レンズは先入観を持たずに何を見せてくれるのか?どういう特徴があるのか?を見せてくれる(教えてくれる)部品なのかもしれません。

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