ドクダミを食べる
ドクダミを食べる、ということを意識したのはその時が初めてでした。日本で言う、酢の物のようにして食べる。と、教えてくれました。
え?食・べ・る? と一瞬だけ戸惑ったけど、そうだドクダミ茶を自分も時々飲むではないか!それを食べる、っていうだけである。
でもあれは乾燥されて、あのドクダミ独特の香りが抜けている状態。
どんな味がするんだろう、ずっとワクワクしながら今年のドクダミシーズンを待っていました。
食べ方を教えてくれたのは、Venuster Organics(ヴィーナスターオーガニクス)さんの永仮紗彩(さあや)さん。
自分で作って記事にしようと思ったんですが、教わったレシピが思い出せず、作ってくださるとのことなのでおじゃまして試食させていただくことになりました。感謝・感激。
紗彩さんの母国はカンボジア。カンボジアではドクダミを普通に香草としてサラダにしたり、麺と合わせたりしてよく食べるそうです。
ニョアム
今回の材料
・春雨
・海老、豚肉(鶏肉、牛肉でも)
・ピーナッツ(最後にパラパラとふりかけます)
・お好みの野菜
・ドレッシング (砂糖・ナンプラー・ライムかレモン)
・そして、ドクダミと今回はシナモンバジルも使います。
紗彩さんが手際よく準備している横で、生のドクダミをつまみ食い。
ドクダミの香りは好きなので気になりません、少し酸味があります。
思った以上にやさしい味です。いやな感じがしません。むしろ、パクチーよりクセがない気がするような。
そして、ニョアムを実食。
おいしい!すごくおいしい。(食レポ下手ですみません)
ナンプラーのドレッシングととドクダミがとっても合います。こんなにおいしいなら、毎日ドクダミを食べたい。そしてカンボジア料理を初めて食べた瞬間でもありました。
ニョアムはカンボジアの言葉で「サラダ」なので、
ニョアム・何々、、、(例えばニョアム・バジルならバジルサラダ)らしいので、いろんなバリエーション、もちろん家庭によっても味が変わるようです。
このサラダの味の決め手はドレッシングだと思います。
ライスペーパーで野菜を巻いて、このドレッシングで食べてもいいし、
鯛を焼いて、かけてもいいんだそうです。
ニョアム以外に、紗彩さんがカンボジアの代表的な家庭料理を用意してくれていました。
ソムロー・マチュー・クルーン
説明は後回しにして、これ、本当においしかったんです!書いていてもあの味を思い出し、よだれが出そうです。今もすぐ食べたくなりました。
この夏の炎天下、食欲も細くなってしまいます。でも、これはサラサラって食べれそうです。少し酸味があるのが特徴で、スープなんだけどご飯に合います。いろんな香辛料を使っているのに、ガツン系ではないので辛いのが苦手な人に・胃腸にもやさしそう。
すっかりカンボジア料理のとりこです。
紗彩さんのソムロー・マチュー・クルーン(マチュークルーンで通じると思います)には、空芯菜と牛肉とバジルが入っていました。
香りづけのレモングラスも。
味付けは、ターメリック、パプリカ、塩、ナンプラー、あとタマリンドー !
タマリンドー 、初めてです。これがスープの酸味となっていました。
説明が少し難しい調味料なのでwikiを貼っておきます。
どうやら東南アジアの料理は欠かせないものらしいんですが、私は初めてでした。世の中知らないことだらけ。
もっと他のカンボジア料理が食べてみたい、きっと日本人に合う味のような気がします。香草を使っているので、苦手な人は食べるのに苦労するかもしれないけど、ベトナム料理・タイ料理ほどたくさんの量を使っているわけではないので意外とすんなりと受け入れられるんじゃないかと。
行ってみたいな、カンボジア。
今回すべての料理を準備してくれた紗彩さんの優しさも加わっていると思います。美しく、おいしいカンボジア料理をありがとうございます🙏
*この日は料理家のいずみさんも一緒に来てくれました。いつか、いずみさんが作るカンボジア料理も食べてみたい。すっごくストレートでシャープな味かなあ(どんなよ?)
畑を見学している時、葉っぱをくんくんしていました。たぶん、作ってくれるな。