カレー畑のその後
カレー畑を作ると意気込んだのは彼方はるかのような、あれは夢だったかな、寝言をnoteに書き連ねたのだろうか。あれ?このあまり成長していないと思われる生姜、そして葉の勢いがいい春ウコンと秋ウコンはどうしようといたっけな?と思うくらい、私のカレーベクトルは当初が最大としたら現在は0に近い状態です。あいかわらず私の畑は草原だったのです。本日草刈機でバッサバッサと切り倒し、やっと耕耘機で除草しやすい状態になりました。管理不届き。
久しぶりにやってきた強い台風10号に備えて雨の中畑の養生をしていたら、同じ市内に住んでいらっしゃる今通っている農業職業訓練校の校長先生が突然手伝いに来てくださいました。
「こん畑全部な!?」
「ええ・・・1人ではちょっと大変です」
「んにゃんにゃんにゃ~!こは、大変や」(いやはや、これは大変)
そして見事に強い雨風で畑の作物はちんがらっ!やられてしまいました。(めちゃくちゃになりました)
話題はカレーに戻ります。
自分の畑でカレーの材料を作る・・・。
大事なものを忘れていました。
私は肉も入れたいです。毎回じゃなくても、あのコクがある素材はたまに欲しくなります。
自分で育てやすい肉、と言えば鶏。育てて、時に卵も産んでもらってTKGを堪能したり。
しかし1羽から取れる肉は多くないため、豚が理想なのかもしれない。
牛肉はほとんど食べないので除外。
カレーに入れるために解体をしないといけない。その技術は持っていませんorz
もしくはイノシシを近所におじさんに取ってきてもらうか。
いやいや・・・そこまでは。
私がうーーんと幼い頃の話。
その頃我が家には牛も豚もうさぎも鶏もいました。
なぜそんなにたくさんいたのかわかりません。なんとなくずっと理由を聞いていません。卵は買ってなかったと思います。私が鶏の小屋に行って卵を取りに行ってた記憶があるから。
定期的に父が飼っていた鶏をしめていました。
熱湯じゃないと毛が取れないという知識はそのときに得たけど、ショックで普通に食卓に煮物として出てきた夜は子供心ながらに食べることを拒否しました。この親はなんなんだ?って理解ができなかったんだと思います。
しかしそれでは菜食で生きていこうとはならず。やっぱり肉はおいしいです。
そうだ、あとはお米。ナンで食べるカレーも好きだけど、やっぱりカレー「ライス」が好きです。自分好みの米を作る気力体力は上がってこないので、素敵な米農家さんとの出会いたい。
GACKTさんは体系を維持するために米をもう何年も食べていないのだそうだ。死ぬ直前にたらふく食べて、口のまわりを米粒をだらけにして死にたい・・・と、テレビで見た。その時に米は日本にあるのだろうか?
本当に日本は今米不足なのだろうか?米は輸入しないといけない条約になっているはず。いったいどうなってるんでしょうね?日本農業新聞に毎日目を通していますがそれでもわかりません。
カレーライスにとって危機なのでしょうか?
カレースパイスを自分で作ろうと思い立ち、気候的なことで日本での栽培が困難なことから代替スパイスでいけるかと意気込んでお得意のやってみきゃわかんねーぜ精神でやってみたけど、後出しであれやこれやと湧き出てきて、カレーでいろんな枝葉ができてそれぞれに思考が深くいきそうです。
最近、少しだけ涼しくなって光と風は秋っぽいですもんね。うふ。
畑から一旦離れます。
私、カレーは好きなのに
スパイスカレーを作りたいのに行程が大変、とか
しんどくて切ったり煮込んだりができないけどカレーが食べたい、とか言いがち。20代、それを東京で一人暮らしをしている時に通っていた写真学校の先生に相談したら、スーパーで売っているささがきされているゴボウと、豚肉のコマ切れを炒めてカレールーで作るのが一番ラクでおいしいと教えてくれました。
わーい!包丁いらずカレー!
これで知ったんですが、ゴボウって濃いめの出汁が出るんです。旨味が五臓六腑に染み渡るというか。だからマジうまいんです、このレシピ。
あとなんてったって日本のカレールーってすばらしいですよね。
最初誰が考えたんでしょうね、お湯で溶かすだけでカレーになるって。天才!だから日本のキャンプ文化の定番になったんだろうし、あのカレーが食べたくてキャンプをするのかもしれないし、田舎の地域行事のスタッフ食はカレーが多い。みんなが食べれて好き嫌いがあまりない。
カレー畑計画ですが、結局、カレールーすげーってなっています。
ぜいたくなんですが、トマトを入れたカレーも好き。(生が好きなので煮込みはどうしても贅沢と思ってしまう)
トマト缶ではカレーの味が落ちてしまう気がします。
この記事を書き終えたら、友人から送ってもらったトマトでカレーを作るつもり。
前回の記事で入院していたトマト農家の彼です。詳しくは↑より
以前のような体力はまだ戻っていないと思いますが、彼の仲間たちのおかげでこの真っ赤なトマトが収穫でき、今年も遠く離れた鹿児島の私も食べる事ができた。彼が住んでいる地域のトマトを一昨年食べた時、味が濃くて豊かなものを感じました。
今年は薬剤散布を1度のみだそうです。すごい!
予防の散布も見送ったとのことで、入院中に様々な人たちが自分の作物を育ててることからいろんな考えや哲学を得たのかな。
就農2年目で大胆に薬を減らすのは賭けだったような気もしますが、おそらく自分がハウスに戻るまで育ててくれた友人たちの仕事を信じる、という気持ちもあったのかもしれません。勝手な推測ですが。ね、Oちゃん。
カレーという宇宙、と誰かが言っていた記憶がありますが、
まさに宇宙であり、ミクロであり、話はつきません。一本の映画ができそ。
ここからまだ話題を続けたくなるけど、長くなるので今回はここまで。カレーを作らないといけないので。