これらのマンガの中に、近未来あり?
先日、マンガって、読まれますか? とおたずねしました。
が、今日は、よかったら、何か話題作といわれるものを読んでみるのもいいかも?とお誘いしたいと思いました。
「最近のマンガは怖い」というすごく読書家の友に、いくつか借りてきました。新聞の書評などに取り上げられていたので読んだそう。
これが読み始めると、どうにも止まりません。で、最近、ついつい、マンガばかり読んでいました。
子どもたちが、ゲームばっかり、アニメ・マンガばっかり、といって、親御さんに怒られる気持ちがよくわかる感じです… ですが、日本が誇れる文化の一つである、マンガは大いに役立ちますよ!
さて、それらのマンガの怖さ、って一体、どんな怖さでしょう?
ネタバレになっても、なので、おおまかなお話にとどめますが、星新一のボッコちゃんが、今では実現しかけているのと同様、いやーこれ、今の調子だと将来は、ほんとにこういうことも起きるかも? だけど、そんなの、かなりイヤだ!という世界。
もう少し書かせてもらうと、単なる技術の進歩の話でなく、今回読んだ本の場合、その技術が悪用されて、一部の人の繁栄、幸福のために、他の多くの人が犠牲になって支える、という構造です。
例えば、今さかんに、医療目的で、細胞や遺伝子に関する研究がなされていますが、これがもし悪用されたらどうなる?
そんなことを、仮想空間で、あたかも現実のように体験をさせてくれるのが、最近読んだマンガの世界でした。
技術や道具、それ自体の意味は、良くも悪くも決まっていません。ですが、人を幸せにする目的で役立てられるものは、一部の人だけのために役立てれば、悪用となり、多くの人を不幸にしてしまいます。
それは、戦争や被爆体験を考えれば、納得のお話ですよね。
マンガでは、あえて極端に表現されているかもしれませんが、今向かっている方向性はそっちに向かってない? 大丈夫?と思わせてくれます。
先日、マンガ AKIRAも読んだのですが、今のロシアの様子を見ると、かなりドキリとする言葉がありました。
よくできたお話というのは、そんな近未来を予測して見せてくれます。
テクノロジーとは、そういう怖さもあり、便利でいいね、とばかりは言っていられない感じです。
今年は、省エネが求められている夏でもあります。といっても、外でマスクをして何かすると熱中症が怖い。
だったら、室内で怖いマンガを読んで過ごすと、納涼になり、未来を考えつつ作戦を立てるよい機会になるかもしれませんね?