散髪と剪定は、違うのです
昨日髪を切りに行きました。くせ毛なので、今みたいに湿気が多いと、髪がうねうねして本当にウンザリ。
で、短く切ってもらい、すっきり、さっぱり。
多分、人はそういう感覚をもっているので、樹木も剪定で枝葉を切られると、すっきりしただろう、と(勝手に)思います。
でも、そんなことはないのです。
人の髪の毛は、中医学では「血の余り」とか言うようですが、とりあえず、(まったく)なくなっても問題なく生きていけます。実例はたくさんあり。
一方、樹木の場合、切られる枝は余り物でなく、その葉っぱで生活費を稼いでいます。
また、今はまだ、葉として開いていなくても、枝には予備のための芽がたくさんついていて、出番を待っています。これらもエネルギーを使って作ったものです。
だから、たとえ、落葉期に葉の着いていない枝を切ったとしても、生きた枝を切ると、樹木にとっては損失です。
人間の散髪と樹木の剪定、意味が全く違うのです!と言い続けてきましたが、理解してもらうのは容易でない感じです。
それは、散髪した後のすっきり感の大きさが、理解を邪魔をしている?
なので、しつこく繰り返します。散髪と剪定は、別物です。
樹木は、すっきりもさっぱりも、していないです。しているのは、人間だけ。
まったくではないかも知れないけれど、樹木って、無駄なことはしないんですよ。うんと賢い生き物なんですから。