この危機感、肌で感じられている?
今の時代性、時代の空気って、
どんなところから
感じられているでしょうか?
この話、丁寧にやっていくと
とても長いお話になりそう。
なので、ここでは、
今の時代を、
大きな視点、スケールでとらえるには、
必要なものがある。
それは、日本人でも、人類でもよいのですが、
大きくとらえて理解するには、
他の時代(地域)も参考にする必要があって、
やっぱり、歴史や生物学的な歴史、
いわゆる地質年代の知識があった方いいな、
というところまで書いて
身近な話題に行ってしまいます。
昨日、ある方とお話ししました。
この方は、この先の危機、
食べるもののこと、自然災害のこと
などに備えて、
近年、田舎に土地を取得して
農業を始める準備を着々と進めておられます。
自宅から通える範囲の
アクセスのよいといえる田舎です。
田舎に行って、
自ら農作業する、人とやりとりする
などをしていくうちに、
身の回りの現象に対する
解像度はイヤでもあがっていきます。
「これはまずいぞ!」
「食べるものの安定的な確保、
というのは、
そんなに簡単なことではない」
「特に、今のように気候変動が、著しい時は」
というのが
ひしひしと感じられるように
なったみたいです。
さて。自分が今、身を置いている環境を
どれくらいの解像度でとらえられているか、
ご自分で考えてみたことは
あるでしょうか?
これは、今のように便利な
ある意味、自動操縦的に
一見、楽ちんにものごとが進んでいく時代には、
重要なスタンスだと思います。
というのも、「進んでいく」
という現象を考えるときには
「速度」も重要ですが、
もっと重要なのは「方向性」だと思うからです。
みんなで猛烈に努力して
進んではみたものの、
どうやら進む方向性がずれていたみたい。
それに気づいたところまでは
よかったのですが、
今度は軌道修正しようにも、
スピードを落とせないまま。
ですが、高速のままに、
正しい方向を見定めて
軌道修正するには
かなりのワザが必要だと思います。
で、軌道修正の方向を誤ると、
また、軌道修正の必要が生じる…
すでに、そんな「困った繰り返しスパイラル」
にはまっているのでは?
と感じることがあります。
というよりも、
困った状況に陥ったときは、
よほど上手にやらないと、
このスパイラルに
簡単にはまっていくのであろう、
と最近の自然環境の変動を見ていて感じます。
重要なのは、
そういうあれこれを
自分が肌で感じられること、
と思います。
それには、目に見える、
一見、ささいに見える現象を
どれだけ丁寧にすくい取ってつなげ、
今、進んでいる方向性の先に
何があるのか?を想像すること
だと思います。
ある人が講演会で
こう言っていたそうです。
「今の時代は、いまだかつてないくらい
暇があって退屈な時代である」と。
確かに、運よく、
豊かな国の現代に生まれることができて、
生活がほぼ順調にいっている人は、
そうかもしれません。
ですが、時間、時代は着々と進んでいます、
今の平和で豊かで幸せな生活様式は、
この先、どのような生きものの
暮らしにつながっているのでしょうか。
還暦も目の前の今になって、
学校で学ぶ最低限の知識は、
解像度を上げ、現象をつなげて
想像、予測するのに、
大いに役立つものだった、
と身にしみるようになりました。
ちょっと遅すぎる感じはありますけど。
ですが、あきらめたら、
その時点で終わってしまいます。
今からでも、できることを増やすために、
早めにうまく軌道修正していけるよう、
まずは自分の目で見て、肌で感じられるようになりたい。
そのための観察や学びを進めていきたいです。
とてもよいことは、今の時代、
そのつもりになれば、
「情報」も「人とのつながり」も
ある程度までは、開かれていることです、
日本では。
その環境を活かすも殺すも
自分たち次第ですね。
同じやるなら、スタートは早いほうが有利です。
さっそく今からやっていきましょう。