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落ちてくると困る枯枝を見つけたら?

ご挨拶して森に入らせてもらったら、散策路や遊具の上に、枯枝があるのを発見…

そんなときは、どうするのがよい?

できることは、2つ。
理想的なのは、すぐに切除すること。
でも、それができるケースは少ないです。そんな場合は?

広い場所だったら、ロープなんかで目立つように囲ってしまって、危険な木から人を遠ざけておく。
さらに、なぜ近づいてほしくないか、それがわかる掲示があれば、もっとよいです。

散策路の場合は、ちょっとやっかいです。
迂回路が取れないときは、通るのを避ける方が安心です。

でも、どうしても通らないといけない場合。
風の強い日、大雨や冠雪の後などは避ける。
ヘルメットをかぶって、速やかにその場所を通過する。

ただし、通る場合は、落ちてきて怪我をするかもしれない、
と覚悟したうえで。

そもそも、でいうと、枯枝は自然現象。
だから、森のようちえんでは、大切な教材にしたい。

去年こんなことがありました。

「森のようちえん 自然育児 こどもの庭 」のフィールドにお邪魔したときにも、枯枝が何本かありました。そんな場合は、きこりさんの出番。
ですが、すぐにはムリ。

で、そのとき、世話役のお母さんに伝えたこと。

枯枝を取り除く作業を、危なくないように気をつけつつ、子どもたちにも体験させてほしい、と。

毒草も枯枝も、大人が気をまわして先に取り除いてしまうのを私は残念に思います。せっかくの学ぶ機会が失われてしまうから。

森や海、川には楽しいことがたくさんあるけど、同時に危険もたくさんある。だから、それにちゃんと自分で気づけるようになって、身を守りながら楽しめるようになりたい。
子どもたちが、そういう人になるのを手助けできたら。

で、その後、きこりさんに枯枝をおろしてもらいました。
その作業を、ヘルメットをかぶって、安全な場所から興味深そうに
見守る子どもたち。

楽しそうな子どもたちの写真を見せてもらって、知らないうちに枝が取り除かれて安全になっているよりも、ずっと楽しくて、心に残る経験になったのでは?と感じました。

効果は、そればかりではありませんでした。

それ以来、子どもたちが、自分たちですばやく枯枝を見つけられるようになった、とお世話役のお母さんに教えてもらいました。

大人よりも、子どもの方がめざといですよね(笑)
だから、大人も子どもも、相手(人も木も)に気を配って、お互いに守り守られ、を目指すのがよい気がします。

温かい見守りサービスがうれしいのは、高齢者ばかりではない、ですよね?

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