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よい本は、薦めるのでなく、内容のエッセンスをご紹介することにしましたよ!  まずは『絶望の林業』から

最近、これは出会ってよかった!という本はありますか?

あるとしたら、よかったですね! そういう本はたくさんありますか?

学校で若い人たちと学ぶ生活を続けると、よい本を見つけたら、薦めて、自分で読んでもらおう、というのが普通の感覚になっていました。

ですが、働いている人は、本を読む時間がない、習慣がない、というのをやっと思い出しました。

重要なのは、「本を読む時間がない=読む必要がない」ではない、ということ。

文法でいう、二重否定はわかりにくいので、真っ直ぐに言うと、時間がなくても、知っておかないと非常にまずい情報というのがあります。

むしろ、今は、知られるとまずい情報は、気づかないようにうまく加工して出されている、と思っておかなくてはいけない時代です。

特に、今の日本はそうかも知れません。

なので、昨日、ご紹介した『絶望の林業』、エッセンスだけでも、このnoteでお伝えしようと思いました。

そこで誤った情報を伝えては意味がないので、私も真剣読書にならざるを得ません。

これは双方によいこと?と希望がもてました。

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まずは、「はじめにー騙されるメディアと熱い思い」から。

◆私は、このところ、「絶望の林業」ち言葉をよく使うようになった。日本の林業の抱える問題を一つ一つ確認していくと、前途洋々どころか絶望してしまうからだ。

近年の林業界の動きは、私の思う改善方向とは真逆の道を選んでいると感じる。

その方向は林業界だけでなく、将来の日本の森林や山村地域に致命的な打撃を与えるのではないか、という恐れを抱く。それが絶望へとつながるのだ。

◆現状を俯瞰して絶望するのなら、その絶望をしっかり記すべきでないか。

また林業だけを論じるつもりはない。テーマとするのは、森と人との関わりである。森林を語るうえで林業は重要な要素の一つだが、林業が今のままでは森林全体が不幸になる。

◆林業に期待する人が増えているのならば、勘違いで盛り上がるのではなく、現実と背景を知ったうえで応援することが望ましい。

一度絶望しないと、その向こうにある光も見えないだろう。

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「はじめに」には、本書のポイントがぎゅっと詰まっていると思うので、多めになりました。


今、私の自宅の隣の敷地でも、木材を多用した新築工事が現在進行形で行われています。

この本を読んでから眺めると、なるほど、そういうことか!と納得でした。


林業のあり方って、実は私たちの生活と密接につながっています。

自然の大切さを理解している人にとって、自分事ですね!


 


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